フィリピン人とノルウェー人のおしどり夫婦に教えてもらったお金より大切なこと

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こんにちは。
イロドリインターン生の秋山です。
前回の「約半年のフィリピン留学生活。フィリピン人の海への無関心さを目の当たりにして、自分の日本への無関心さにも気づかされた」に引き続きフィリピンでの出来事が私の考え方を変えてくれたエピソードについて書かせていただきます。

なぜフィリピンの話ばかりなのか。
なぜ、そこまでフィリピンにこだわるのか。
その答えは私の中では明確です。

単純にフィリピンにしか行ったことがないからです(笑)

いつか貯金して他のイロドリインターン生のように最先端でイケてるアメリカやカナダに行ってみたいとつくづく思います……。
決してフィリピンがイケていないと言っているわけじゃないですよ(笑)

フィリピンでの生活はフィリピンならではの独特の楽しさがあります。
そしてフィリピン人のフレンドリーさはどこの国にも負けないと思います。
実際に人見知りで友達を作ることが苦手な私でも、たくさんの現地の友達を作ることができました。
それは現地の人たちのフレンドリーさのおかげです。

中には今でもFacebookでメッセージをくれる友達もいます。
つい最近も「久しぶり! 元気? 次はいつフィリピンに戻ってくるの?」とメッセージをもらいました。
そのメッセージをくれたのが、私がフィリピンで出会った中で一番の友達といえる友達です。
40歳くらいのフィリピン人とノルウェー人の夫婦です。

写真の左にうっつているのがフィリピン人の奥さん。
彼女は仕事をしていない日本でいう専業主婦です。

そして旦那さんはノルウェー人。
なんと彼も仕事をしておらず、ノルウェーからの年金で生計を立てていました。

彼らは仕事もしないで毎晩決まったバーでお酒を飲んで朝方になると帰って昼過ぎまで寝るというようなゆる~~い生活を送っていました。
ある時は夫婦ふたりで、ある時は友達や家族のみんなと大勢で。

私が同じバーで友達とお酒を飲んでいたところにたまたま話しかけられ友達になりました。そして私もそのバーで毎晩、お酒を飲むメンバーの一員になりました。
人見知りな私がバーで知らない人と友達になるなんて日本では考えられません。

そして毎晩、その夫婦とお酒を飲みながら彼らの話を聞いていると驚かされることの連続でした。

なんと彼らの出会いはインターネットらしいのです!

インターネット上で出会っただけで、実際に会ったことがないのにノルウェーからフィリピンまで会いに来て本当に恋人になって子供を授かるのですから驚きです。
行動力がすごいですね!

ネガティブ思考な私の場合だと「外国までわざわざ会いに行って実際に会ったらタイプじゃなかった時どうしよう」とかいろいろ考えてしまいます(笑)

日本でも、インターネットの出会いから結婚まで発展していくことは増えてきていると思いますが、出会いがインターネットというのに抵抗を感じる人も少なくない気がします。
しかし、海外ではインターネットの出会いに抵抗を感じることはほとんどないみたいです。

実際にそのバーのオーナーもインターネットで今の奥さんと出会ってインドからはるばるフィリピンまで会いに来て結婚したんだそうです。
出会いがインターネットということに関しても何も感じていなくてオープンに全て話してくれます。

しかし、さらに驚くことがありました。

それは、彼らは貯金を一切していないということです!
このことは彼らだけに当てはまる話ではなく、ほとんどのフィリピン人は貯金をしないどころか銀行口座すら持っていません。
実際は、貯金をしないのではなく、貯金をできるほどの収入がないのが現実です。

しかし現地の友達はみんな不安がなく幸せそうに見えます。
フィリピン人は「将来の心配などせずに今を楽しむ!」というスタイルで生きているのでしょう。
心配性でいつも何か悩みを抱えている私からすると「楽観主義で悩みなさそうでいいな~~」と感じてしまいます。
しかし、やっぱり「老後はどうするの?」「将来心配にならないの?」など質問がたくさん湧いてきます。

ノルウェー人の旦那さんにこのことについて聞いてみると、「フィリピン人は浪費癖がすごくて貯金なんてできない!」と嘆いていました。
彼は少し貯金して台湾に旅行に行きたいそうです。
しかし、フィリピン人の奥さんがフィリピン人の平均収入の4~5倍にもなる彼の年金を使ってしまうそうです。
しかも、そのお金で友達や家族にご飯を奢ったり、洋服を買ってあげたりしているらしいのです!

昔のフィリピン人の奥さんの写真を見せてもらうと、今よりはるかに細くてモデルさんのようでした。
「毎日、おいしいものを食べているのかな?」なんてついつい考えちゃいます(笑)

そんなことでノルウェー人の旦那さんも台湾旅行のための貯金は半分あきらめていました。

台湾旅行をあきらめてしまっている彼とは反対に、フィリピン人による海外旅行は急増しています。
日本も人気の旅行先の1つで、2016年には30万人以上が日本を訪れました。

しかし、フィリピン人は貯金が苦手です。
経済発展によって海外旅行に行く余裕ができてきたのも理由のひとつだと思いますが、30万人以上も日本に来てくれていることを考えると「彼らにとって日本は苦手な貯金を頑張ってしてでも行きたいほど魅力のある国なんだなぁ」とうれしく思います。

そして老後の生活についてもノルウェー人の旦那さんに聞いてみると、そのことに関してはフィリピン人のように何も考えていませんでした。
彼によると「フィリピンでは老後はお金がなくても何とかなる」そうです。

「いや、どうにかならないでしょ!笑」というツッコミを抑えながら真面目な顔して「どうやって?」と聞いてみると……、

「ほとんどのフィリピン人は老後は自分の子供に働いてもらって、食べさせてもらうんだよ」

と言います。

日本人の感覚では少し違和感を感じますが、日本のように年金のシステムが整っているわけではないので妙に納得してしまいます。
それと1年中、気候が良くて農作物に恵まれているので、お金がなくても食べ物に困りにくいというのも1つの理由でしょう。

とは言っても彼らの老後は完全に助け合いの人間関係に依存しています。
子供が産めない体の女性などは友達などにご飯をもらったりして生活します。
このように助け合いは親子だけではなく、兄弟や友達といった関係でも普通のことのようです。

普段の生活の中で築かれる人間関係はフィリピン人にとってはお互いに困った時は助け合うといった約束のようなものなのでしょう。
そして私の友達のフィリピン人の奥さんも普段から何も考えずにみんなにご飯を奢っていたのではなく、将来のために人間関係を築いていたのだ! と気付かされました。

2~3年前にノルウェー人の旦那さんの友達のノルウェー人男性もフィリピンに住んでいたそうです。
なんと彼は仕事をしていなくて年金などの他の収入もなく、文字通り無一文でフィリピンに1年間住んでいた強者だったそうです。

フィリピンには意外と多くのノルウェー人がいて、彼らのコミュニティーが存在しています。
無一文の彼はそのなかで何人かの友達に家に泊めてもらったり、ご飯をもらうなどして支えられながら生活をしていたそうです。
日本では想像できない話ですがフィリピンでは珍しくないみたいです。

20年間、日本を出たことがなく外国人と話す機会がほぼなかった私には、これらの話はとても衝撃的でビックリしました。
しかし、完全に日本人の考え方でしか物事を考えられなかった私の脳みそを少し変えてくれました。

日本では皆さん口には出しませんが、お金は幸せになるための絶対条件と考えている方は多いと思います。
私もそうでした。
「お金がすべて!」とまでは思っていませんが、お金があれば人生は安泰だと考えていました。

しかし、日本より平均収入が低くて銀行口座すら持っていないフィリピン人が日本人の私より将来に不安がなくて幸せそうに生活しているのを目の当たりにすると「本当にお金って大切なの??」「もしかすると、お金より大切なことが何かあるんじゃないの??」と感じました。

確かにいい会社に就職して高い収入をもらって、貯金をすることは素敵なことと思います。
しかし、フィリピンでの生活を通して「収入が低いとか、貯金がないよりも、自分が何か困ったときに助けてくれる人が周りにいる人間関係を築けていないほうがヤバいんじゃないの?」と気づくことができました。

これはあくまでも無知な学生である私の考えなので、社会人の方からすると「考えが甘い!」と思われるかもとビビりながら書いていますが、共感してくれる方もいることを信じています(笑)

もし自分が病気や事故で仕事ができなくなった時に貯金がいくらあっても周りに支えてくれる人がいないとその困難を乗り越えることはとても難しいと思います。

今まで私は他人に迷惑をかけないように生活することが正しいと思っていました。
プライドが邪魔して誰かに助けを頼むことができなかったはずです。

しかし、この考え方はフィリピン人とは真逆だったのです。

彼らの考えは「困ったことがあれば全部自分ひとりで解決しようとせずに誰かに助けてもらえばいい」というものです。

ここで今までの自分を振り返ってみました。
家族や友達や恋人とフィリピン人のように「何か困ったことがあれば絶対に助けてくれる」と信じれるような人間関係を築けてこれただろうか。
答えは……、

分からない。

「なんだその答え」って感じだと思いますが、今までにのようなことを真剣に考えたことがないので簡単に答えが出てきません。

親はいろいろと助けてくれそうだが、兄弟や友達などが絶対に助けてくれると自信を持って言えない。
助けてくれるかもしれないが助けを頼みずらい……。
しかも、唯一、確信を持てる親は高確率で自分より先に死んでしまう。

とても暗い文章になってしまいましたね(笑)
いつものように心配性が調子よく発症してきました(笑)

しかし、彼らにするとこのような悩みなどはちっぽけなものだったのです。

そして、私にとってもこれらの悩みはちっぽけなものとなりつつあります。

なぜなら今は、他人に迷惑をかけてしまうことは仕方がないことだから、その分、誰かが困っていたら助けてあげればいいと考えているからです。

誰かに助けてもらうことは悪いことではなく、恥ずかしいことでもない。
普段の生活で信頼関係が築けているのならごく普通のことであるとフィリピン人を見ていると感じたからです。

他人に助けてもらうことに何のプライドも感じていなくて毎日、不安がなく楽しそうに生活しているフィリピン人。
そんな彼らに少し影響されてしまったのだと思います。

日本の都心部では、あまり見ることがない太い人間関係でお互いに支えあっているフィリピンはお金では買えなくて、お金より大切なものを教えてくれました。

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