
こんにちは。
2月に、無事に就職活動を終え、究極の暇人になった秋山です。
新学期が始まると、学校も週に2回しか行く必要がなくなり、「これからどうしようかな?」と考えていました。
家のソファーを占領して、ポテチ片手に海外ドラマを見ながらダラダラ過ごそうかな~(私の得意技です)……
就職した後のことを考えて、簿記やパソコンの勉強をしようかな~……
色々と考えましたが、やっぱり「社会人になる前に、学生の時にしかできないことを経験しておきたい!」が私の答えでした。
私の中では、その経験は海外で生活することです。
単に海外旅行に行くのではなく、現地人と同じ生活をして、その国の文化や生活スタイルを理解したいのです。
社会人になると、長期休みを取得することは難しいと思います。
ですので、時間があり余っている今、海外で生活することが、私の「学生の時にしかできないこと」です。
「よし! じゃー、海外行こうか!」と、準備を始めましたが、ひとつ重大なことに気づいてしまいました。
お金がない……
時間はあるけど、お金がないことは私に限ったことではなく、学生あるあるだと思います。
最近になってLCCなどの航空便が増えて、以前より航空券が安くなったと思いますが、必要な費用は航空券代だけではありません。
宿泊費や食費やお土産代などなど……
はぁ……
ダメもとで、海外に安くで行く方法を色々調べてみると、「海外格安ツアー」や「格安留学」などがたくさんヒットしました。
確かに、安いとは思いますが、「もっと安く行ける方法はないかな?」と検索を続けていると、なんと、あまりお金をかけずに海外生活を経験することができるサービスがたくさんあることが判明しました!
しかも、短期滞在だけでなく、長期滞在も可能です!
私も実際、これらのサービスのひとつを利用して、タイのバンコクに2週間滞在してきました!
それでは、早速、2018年05月時点でのそれらのサービスを4つ紹介していきたいと思います。
海外で無料で宿泊できるサービス4選
1.Couchsurfing(カウチサーフィン)
・短期滞在者向け
・ホームページ日本語対応 ×
・年会費 なし
・ホスト数 約400,000人
Couchsurfingは世界中にいる無料で宿泊させてくれるホストと旅行者をマッチングさせてくれるサービスです。
なぜ、ホストは無料で宿泊させてくれるのか疑問に思う方も少なくないと思いますが、「外国の文化を理解したい」や「外国人の友達が欲しい」など理由は様々です。
以下に、貧乏学生から見た良い点と、悪い点をまとめてみました。
【おすすめポイント】
全て無料!
宿泊費が無料になるだけではなく、年会費も無料でサービスを利用できます。
私のような貧乏学生にとっては、すごくありがたいサービスです。
一応、年会費を支払うプログラム(6600円/年間)も用意されていますが、支払わなくても問題なくサービスを利用することができます。
年会費を支払うと、電話番号と住所を登録することができ、Couchsurfingから公式に認められた信頼できるユーザーとして表示されるので、よりゲストとマッチングしやすくなります。
中には有料会員しか受け入れないホストも少なくないので、お金に余裕があるのなら有料会員になることをおすすめします。
このサービスをうまく活用できれば、これからの旅行で宿泊費について考える必要がなくなるかもしれませんね。
【もうちょっとなポイント】
返信が返ってこないこともしばしば……
実際にこのサービスを利用したことがある知人によると、リクエストを送っても、返事を返してもらえないことも少なくないみたいです。
ホテルなどとは違い、このサービスでは宿泊料を支払わないので、ホストが100%ゲストを選ぶ権利を持っています。
ですので、プロフィールでしっかりと自分がどんな人物なのかを紹介したり、できる限り早く返信を返すなどの努力でマッチング率は上がるのではないでしょうか。
もちろん、ゲストである私たちも宿泊する際にはホストのプロフィールやレビューをチェックし、自分の性格と合いそうかどうか確認しておく必要があります。
2.Worldpackers(ワールドパッカーズ)
・中長期滞在者向け
・ホームページ日本語対応 ×
・年会費 約5200円
・ホスト数 約3500人
Worldpackersは年会費はかかりますが、ホストのお手伝いをすることで、宿泊費が無料になるサービスです。
お手伝いの内容は多岐にわたっていて、農業や、料理、接客業、カメラ撮影などなど。
ホストによって、ゲストに求めるものは様々で、語学力に関しても
・Fluent English(上級英語)
・Intermediate English(中級英語)
・Beginner English(初級英語)
のようにレベル分けされているので、語学力に自信がない人でも利用できるサービスです。
私も、このサービスを利用して、タイのバンコクにあるゲストハウスに2週間滞在しました。
そこでは、受付業務を1日5時間(土日休み)お手伝いしましたが、ホストやほかのサービス利用者に恵まれて、とても楽しい2週間を過ごすことができました。
ホストは世界中でゲストを募集しているので、きっとあなたも希望のホストが見つかるはずです。
【おすすめポイント】
⑴短期から長期まで滞在可能!
1週間の短期滞在や1年間の長期滞在など滞在期間の設定はホストによって様々なので、あなたの希望の滞在期間が見つかるはずです。
ホストのプロフィールに滞在期間の条件が書かれているので、あなたのスケジュールと相談しながらホストを探してみてください。
⑵食事付きのホストもたくさんいます!
宿泊費が無料になるのはもちろんですが、1日3食の食事付きで宿泊させてくれるホストも多くいるので、貧乏学生は助かります(笑)
ほかには、イベントの参加料などの割引を受けれることもあります。
ホストのプロフィールやレビューに詳細が書かれているので、参考にしてみてください。
【もうちょっとなポイント】
返信が遅いこともしばしば……
ホストにもよりますが2、3日してから返事が返ってくることや、返信がないことも少なくありません。
ですので、1人だけでなく何人かのホストにメッセージを送ると、受け入れ先を見つけやすいと思います。
私の場合は、まず行きたい国を決めて、その国で募集しているホスト5名程にメッセージを送りました。
そして、返信をくれたホストの中から自分の1番行きたい場所を選ぶようにして、ホストを探していました。
3.Workaway(ワークアウェイ)
・中長期滞在者向け
・ホームページ日本語対応 ×
・年会費 約3600円
・ホスト数 約34,000人
WorkawayもWorldpackersと同様に、年会費はかかりますが、ホストのお手伝いをすることで、宿泊費が無料になるサービスです。
サービス内容はほとんどWorldpackersと同じです。
ですので、WorldpackersのおすすめポイントともうちょっとなポイントはWorkawayにも当てはまります。
とはいっても、まったく同じではないので、私が感じたWorldpackersより良い点、悪い点を紹介させていただきます。
【おすすめポイント】
⑴Worldpackersより安いし、ホスト数も多い!
年会費はWorldpackersより安いですが、サービス内容はほとんど同じです。
ホスト数に関しても、Worldpackersの10倍近くです。
とはいっても、年会費とホスト数だけではどちらが自分に合ったサービスなのかわからないので、両方のサイトをよく比較して自分に合ったホストを探してみることをおすすめします。
⑵友達や恋人と一緒に行くことができる!
Workawayでは、登録する際に1人用のアカウントとカップル用のアカウントのどちらかを選択することができます。
カップル用のアカウントを作ると、友達や恋人と一緒にホストのもとでお手伝いしながら滞在することが可能です。
年会費は1人用のアカウントは約3600円、カップル用のアカウントは約4900円です。
【もうちょっとなポイント】
アプリがない
Worldpackersの場合は専用のアプリがあるので、Google PlayかApple Storeでダウンロード可能ですが、Workawayの場合はアプリがありません。
ですので、ホストを探すときや、ホストからの返信を確認したり、メッセージを送るときに毎回ホームページへアクセスする必要があるので、少し不便に感じる時があります。
4.WWOOF(ウーフ)
・中長期滞在者向け
・ホームページ日本語対応 日本のWWOOF 〇、海外のWWOOF ×
・年会費 1年目は5500円、2年目は5000円、3年目~4年目は3000円、5年目以降は1500円(日本のWWOOF)
・ホスト数 全世界のホスト数のデータなし
WWOOFは世界中にいる農家と宿泊者をマッチングさせてくれるサービスです。
年会費はかかりますが、ホストの農業をお手伝いし、宿泊費と食費が無料になるサービスです。
サービス内容に関しては、WorldpackersやWorkawayは農家だけでなくゲストハウスやレストランなどホストの種類が様々ですが、WWOOFは農家のみです。
ホストは世界120カ国以上にいますが、全世界のホスト数のデータは公開されていないみたいです。
しかし、国によってはホスト数のデータが公開されています。
例えば、WWOOFが盛んなアメリカでは約2300人、オーストラリアでは約1500人のホストがあなたを待っています。
ちなみに日本では約400人のホストがいます。
【おすすめポイント】
宿泊費だけでなく、食費も無料!
WorldpackersとWorkawayでは、宿泊費は無料でも食費まで無料になるかどうかはホスト次第です。
しかし、WWOOFでは1日3食の食事が無料なことが確定しているので、より経済的です。
毎日、畑でとれた新鮮な野菜を食べることができるのは、とても羨ましいですね(笑)
【もうちょっとなポイント】
1か国1登録制
各国でWWOOFは独立しており、その国ごとに毎回、登録しないといけません。
国ごとにホームページや年会費も違うものになっています。
したがって、初めての国でWWOOFを利用するときは、その国のWWOOFに登録し、年会費を支払う必要があります。
ですので、たくさんの国を訪れたい方は、WorldpackersやWorkawayなどを利用することをおすすめします。
これらのサービスを使い始める前に知っておくべき2つのこと
これらのサービスを活用すると、お金に余裕がない方でも、今までより海外に行くことへのハードルが低くなると思います。
しかし、これらのサービスを使い始める前に知っておくべきことが2つあるので紹介させていただきます。
1.ビザ
国や滞在期間によってはビザを取得する必要があります。
私が紹介したどのサービスも、ビザの取得は自己責任で行う必要があります。
とはいっても、CNNニュースによると、日本のパスポートはビザなしで渡航できる国の数を比較した世界のパスポートランキングで、世界1位になったそうなので、そこまで心配する必要もないかもしれませんね。
日本のパスポートは世界最強、180カ国のビザ免除 – CNN.co.jp
ビザなしで渡航できる国の数を比較した世界のパスポートランキングで、日本とシンガポールがトップに立った。ランキングは市民権や永住権の取得支援を手掛けるヘンリー&パートナーズがまとめた。2018年2月版の報告書によると、日本とシンガポールのパスポートは、ビザなしで渡航できる国がそれぞれ180カ国と最も多く、2位のドイツの179カ国を抜いてトップに立った。
このように、ほとんどの国はビザなしで入国できますが、すべての国がビザなしで入国できるわけではないので、2018年05月時点でビザが必要な国をいくつか紹介しておきます。
【カンボジア、インド】
アジアの中で、渡航先として人気のこの2カ国はビザが必要です。
大使館やインターネットからビザを申請できますが、アライバルビザを発行しているため、現地の空港に到着してからでもビザを取得することができます。
その際には、証明写真や現地通貨などが必要なので、事前に何が必要かを確認しておくことをおすすめします。
アライバルビザを申請する際は、カンボジアでは約3200円、インドでは約3300円の申請料がかかります。
【オーストラリア】
オーストラリアの場合は、ETAという電子渡航許可タイプのビザが必要です。
ETAはインターネットから申請するので、大使館に行く必要がなく、とても便利です。
申請する際には、約1650円がシステム利用料としてかかります。
ほかには、航空会社や旅行会社を通してETAを申請することも可能です。
航空会社や旅行会社に代行してもらうときの、代行料金は会社によって異なります。
【アメリカ】
渡米する場合は、ビザは必要ありませんが、その代わりにESTAという渡航認証を受ける必要があります。
ESTAもインターネットから申請するか、航空会社、旅行会社に代行してもらう方法があります。
インターネットから申請する場合は、約1500円の申請料、代行してもらうときは代行料金がかかります。
これらの国以外にもビザが必要な国はいくつかあるので、出発する前に確認しておきましょう。
2.ホームページが日本語非対応
日本のWWOOFのホームページ以外はすべて英語表記です。
ですので、ホストの紹介文や仕事内容、食費は自己負担かどうかなど、すべて英語で書かれています。
さらに、ホストとの日程の調整などのやり取りもすべて英語(ホストによっては各国の言語も可能)です。
しかし、これらのサービスでは、語学力に自信がない人でも受け入れてくれるホストがたくさんいるので、あきらめずに辞書を活用しながらサービスを利用していただきたいです。
心配ならチャットで「英語が苦手だけど大丈夫ですか?」と聞いてみるといいでしょう。
実際に、私も半年以上、語学留学に行った経験はありますが、まだまだ完璧な英文をかけず、間違いだらけの文法でメッセージを送りますが、ホストの皆さんは優しく対応してくれます。
もちろん、サービス運営会社への問い合わせや、緊急時の連絡などをするときも日本語で対応してもらえないので、出発する前に海外旅行保険などの緊急時の対処を十分に準備しておく必要があります。
まとめ
今回は、できるだけ節約して海外生活を楽しむ方法をまとめてみました。
海外に行くために必要なものには、時間、お金、一緒に行く友達などが考えられます。
しかし、今回紹介したサービスを利用すると、時間と少しのお金さえあれば海外に行くことができます。
1人で行くことが不安な方も、ホストやほかのサービス利用者と友達になれる機会が多くあるので、チャレンジしていただきたいです。
これらのサービスは、節約するためだけでなく、語学留学に行く前の練習、または留学後の実戦練習の場としても活用できるでしょう。
私もタイにWorldpackersを利用して、2週間滞在しましたが、ホストのお手伝い、観光、英語の勉強、そして現地の友達作りのすべてを達成できたと思います!
普段の学生生活では経験することができないような日々を過ごすことができたと実感しています。
私のように就職活動を終えて時間があり余っている学生さんや、留学に行ってみたいけどお金に余裕がない学生さんはこれらのサービスを利用して、海外で非日常的な生活を経験してみてはいかがですか?
海外での刺激的な毎日を通じて、新たな海外の魅力や、新しい自分を発見できるかもしれません。
さらに、日本を離れて海外で生活したからこそ、改めて実感できる日本の魅力もたくさんあるはずです。
それらを経験すると、これまで何気なく過ごしていた日常も、今まで以上に魅力ある毎日になると思います!
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