こんにちは。インターン生の桑原です!
インバウンド旋風が巻き起こってる日本。
LCCの就航便数の増加のおかげで、どんどんアジアから日本に旅行に来てくれる人が増えています。
外国人利用者数は開港時の7.5倍以上! 関空が関西にめちゃくちゃ貢献している件
2012年夏ダイヤと2017年夏ダイヤを比較するとLCCの便数が約4倍増加し、週400便弱のLCCが運行されています。
東アジアを中心に、東南アジアからもたくさんの人たちが日本へ足を運んでくれています。
観光庁によると、昨年は2015年に比べ、韓国からは約3割増の約500万人、台湾からは約1割増の約400万人の人々が来てくれました。
彼らは日本を楽しみ、その後何度も何度も日本に来てくれる人も多いそうです。
なんて嬉しいことでしょうか!
そこで現在、そんな訪日客を地方に呼び込みたいと奮闘している人も多いかもしれません。
ですが、外国人観光客にとって不便で遠い地方に足を運んでもらうことはとても難しそうです。
「どうしたらわざわざ地方に行きたいと思ってもらえるんだろう?」
と頭を抱えていらっしゃる方。
この記事はそんなあなたに光をさすことができるかもしれません。
何が観光客の地方誘致に大役を果たしてくれるのでしょう?
それは……、
「地方のアニメの舞台やドラマのロケ地を活用する」こと!
映画「君の名は。」が大ヒットしたことで、多くの観光客が「聖地巡礼」で映画の舞台を訪れたというニュースをよく目にしたのではないのでしょうか。
これは社会現象にもなり、「聖地巡礼」が昨年の流行語にもノミネートされました。
私は岐阜県出身なので、よく分かるのですが、「君の名は。」の舞台となった飛驒市は典型的な地方都市で交通の便も決してよいとは言えません。
それでも映画が公開されてからは「聖地巡礼」を目的とした観光客が続々と訪れています。
たったひとつのアニメ映画がきっかけで、こうも人気が出るなんて、スゴイ!
「な〜んだ、もうすでにアニメの舞台を活用できてんじゃん」
そう思われる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、私は断言します。
今の日本はアニメの舞台やドラマのロケ地のポテンシャルをまだまだ活かしきれていないのです!
それはなぜか?
お隣の国、韓国が行うドラマから観光につなげるプロモーションが素晴らしすぎるからです!!
わたしはカナダに留学していたため、そこで同じく韓国と台湾からの留学生と友だちになりました。
さらには社内に先輩スタッフで台湾人女性のシュさんがいるため、よく台湾や韓国の情報を耳にします。
韓国のテレビドラマや音楽をはじめとするコンテンツが、アジアでもの凄い人気を得ているらしい事を友達から聞き、
「韓国すげえええええ!!!!」
と思わざるを得ませんでした。
そこで今回は、韓国の例から、アニメやドラマのパワーを借りながら、地方に訪日客を呼び寄せるヒントを学んでいきましょう!
思わず韓国ドラマロケ地に「行きたい」と思わせるうまいプロモーション
韓国は言わずと知れた、ドラマ大国ですよね!
私も最近、ある俳優さんにハマり、夜通し韓国ドラマを見続けてしまいました……。
もちろんドラマだけにとどまらず、K-POPの勢いもすごいです。
コンテンツの力を観光業にフル活用している韓国。
現に、半数の個人旅行客は映像コンテンツが理由で韓国に旅行に来ているそうです。
韓国訪問のきっかけは「韓流ドラマ、映画」 個人旅行の5割以上-Chosun online
韓国旅行を選択したきっかけ(複数回答)について、「韓流テレビドラマ、映画の影響」と答えた人が55.6%で最も多かった。
そこで、韓国が築き上げた一般的な韓国ドラマのプロモーションの流れを説明します。
【韓国ドラマを観光に繋げるプロモーションの流れ】
1. 韓国国内でドラマが人気になり、国外でも放送されるようになる
2. アジア各地でドラマを引っさげたファンミーティングの敢行
3. 韓国スターが国内に来たぞ! と話題になる
4. ファンミーティングにてドラマの裏話を振り返る
5. 思わずドラマの舞台に行きたいと思わせる
このプロモーションによる、ファンをはじめとする人々の反応を順に追っていきましょう!
1. 韓国国内でドラマが人気になり、国外でも放送されるようになる
ドラマのヒットの鍵は韓国国内でのドラマに対する反応です。
国内で話題になればなるほど、海外での成功も見込めます。
なによりもまず、評価されるドラマを作ることが重要視されています。
2.アジア各地でドラマを引っさげたファンミーティングの敢行
国内で人気を博したドラマが、海外でも人気になります。
多くのドラマファンが、ドラマ出演者と会いたいと思うようになります。
そこでドラマのファンが出演者と触れ合うことができる「ファンミーティング」を海外で開催します。
3. 韓国スターが国内に来たぞ! と話題になる
ファンミーティングの開催が決まると、開催地では、大きな話題になります。
これはメディアの1つですが、コメント欄にはこのように、ファンミーティングの開催のニュースに対して、歓喜のコメントが多数書き込まれています。
最近日本では、韓国スターのファンミーティングの話題がトップニュースになることは少ないですよね。
しかし、他のアジアの国では、話題性抜群だそうです。
そこでそのドラマを知らない人は、ドラマの名前を把握するようになります。
これによって、「ドラマを見てみようかな」と思わせるきっかけを新たに与えます。
これでますますのドラマの視聴者をゲットします。
4. ファンミーティングにてドラマの裏話を振り返る
ファンミーティングの場では、スターがドラマのあんな話やこんな話を楽しそうに話すわけです。
もちろんドラマの名場面もおさらいしますから、ファンミーティング参加者を一気にドラマの世界にいざないます。
さらに、そのイベント内では、写真撮影やその写真をSNSにアップすることが許可されています。
もっと言えば、Youtubeにイベントの動画を撮影して投稿する人も多数います。
SNSのタイムラインにイベントの様子が流れてくることで、ドラマの認知度をより高めることができます。
5. 思わずドラマの舞台に行きたいと思わせる
そろそろイベント参加者や、ドラマにはまった人たちがロケ地を訪れたいと思い始めてきた頃ですよね!
そんなとき、韓国は彼女たちの気持ちを見逃しませんよ~!
この時にはすでにファンが求める「ドラマのロケ地ツアー」を完全に用意しているからです。
韓国の現地オプショナルツアーサイトでドラマの名前を検索すると、たくさんのドラマのロケ地巡りツアーがヒットします。
どのツアーも細やかにアレンジされているため、ファンは行きたいところに間違いなく行くことができるのです。
そしてファンミーティング参加者は、そのロケ地に訪れ、SNSでその旅行を楽しんでいるところをアップします。
そこでさらに、口コミが広がり、人々のドラマへの関心度、その地域への注目度を高めるのです。
この見事な流れによって、韓国は多くのドラマ視聴者を取り込みながら、ソウル郊外で撮影されたロケ地に観光客を誘致することに成功しています。
これをスゴいと思うのは私だけでしょうか!?
韓国の人気ドラマ「鬼<トッケビ>」の例
先輩スタッフのシュさんによると、「鬼<トッケビ>」(日本語題)というドラマが台湾で人気爆発したらしいです。
これがきっかけで、たくさんの台湾人がトッケビのロケ地に行って写真を撮りたい! と思うようになりましたよ!
台湾には、オプショナルツアー(現地ツアー)を販売する「KKday」というサイトがあります。
ここで「トッケビ」と調べると、このようなツアーがヒットしました。
(残念ながら、現在はこのツアーパッケージが販売終了してしまったようです。悲しい……)
【トッケビと旅行に行こう】 江陵鏡浦湖+注文津ビーチ+海上ZIP-LINE体験日帰りツアー-KKday.com
このロケ地はソウルから電車で2時間半ほど離れた少し遠い場所です。
それにもかかわらず、多くの人がツアーに参加しています。
そのツアーの参加者によるサイト上のレビューを一部ピックアップしてみました。
さらにガイドさんが親切で、おいしいローカルなレストランに連れて行ってくれました。
中国語も通じたため、非常に楽しむことができました!
また、ツアーの様子をブログにアップしている人もいます。
【韓國】首爾行程鬼怪迷必訪注文津海邊、江陵人氣景點一日遊 – Ken&Alice 玩樂誌
書かれている内容を見てみると、ドラマの世界を体験できて大満足の様です。
以上の口コミからもわかる通り、韓国はドラマのロケ地を観光地として定着させることに成功しています。
いや~、こんなにも参加者を楽しませているなんて、韓国はやっぱりすごい!
台湾人や韓国人がロケ地巡礼に熱狂できるワケを考察してみた
これは台湾人カップルがKKdayの「トッケビツアー」のトップ画像のような写真をとって、Instagramに投稿しています。
(なんてリア充感あふれる写真なんでしょうか……。あぁ、目が眩しい……)
これだけでなく、ほかにも多くのカップルが韓国ドラマの象徴的なシーンを再現したような写真をInstagramで見かけました。
これらを見て、先輩である台湾人スタッフのシュさんとこの件についてディスカッションしてみました
そもそも韓国ドラマが得意とする恋愛ドラマにハマる日本人男性って少ないイメージなんですけど、台湾人男性は恋愛ドラマが好きなんですか?
つまり、台湾人・韓国人のカップルは、あたかも女性しか興味がなさそうなことでも、カップルで楽しむことができるみたいです!
また、韓国と台湾のカップルは基本カカア天下であることがほとんどだとか。
それもあってか、彼氏は彼女に絶対服従であるカップルも多々いるそうです(笑)
そんなわけで、台湾、韓国ではレディーファーストの文化が根付いています。
だからこそ、韓国ドラマの撮影地での観光を楽しむことができるターゲットの幅が広がるのではないかという結論に至りました。
なるほど~~!
日本の聖地巡礼・ロケ地巡りツアー……?
一方で、日本は現在どのような取り組みがあるのでしょうか?
日本では「君の名は」のヒットにより2016年にアニメツーリズム協会という団体が立ち上がりました。
この協会は「アニメ聖地」を88か所選定し、「アニメ聖地」をつなぐ広域周遊観光ルートを官民連携のオールジャパン体制で造成することを目的としているそうです。
アニメツーリズム協会、88の「聖地」発表、公式ツアー造成へ | 旅行業界 最新情報 トラベルビジョン
同協会はアニメを通じて旅行者誘致や地域活性化を推進するための団体で、ジェイティービーや日本航空(JL)、名鉄観光サービス、成田国際空港なども正会員として名を連ねる。
このように、日本各地のアニメの舞台を「聖地」と認定し、聖地巡礼ツアーを企画しようとしているようです。
しかしながら、HP上にある公式ツアーのページにはいまだツアーはありません……。
あれれ?
次に、JTBが運営している訪日観光客に向けたオプショナルツアーを販売しているJAPANiCAN.comをチェックしてみました。
そこにアニメという項目があったので、クリック。
「きっと聖地巡礼ツアーが企画されてるんじゃないの~!?」
という期待もむなしく、あったのは、
・有名アニメに関わる施設のチケット
・メイド喫茶体験
のみ……。
あれれ? なんか違う?
他にも、検索に検索を重ねたものの、ツアーがあったとしても、それは日本人向けであったり、アニメが流行ってる一時的なものであったり……。
他にも、ロケツーリズム協議会という団体もあります。
このロケツーリズム協議会という団体は、韓国と同様に、ドラマのロケ地を観光業に活かそうという団体です。
アジアでは日本のドラマが放送されることが多いそうです。
わたしがカナダで交換留学をしていたときに仲良くなった韓国人と台湾人の友達とは、何度も日本のドラマの話題で盛り上がりました。
印象的だったのは、山P のイケメンさと、石原さとみの小悪魔的可愛さで話題沸騰だった、月9ドラマの「9時から5時まで」についてひたすら語り合ったことです。
彼らのルックスや、キュンキュンする恋愛は国は違えど、人の心をグッとつかむことができるんだということに気づき、とっても感銘を受けました!
最近では、中国・台湾・韓国で深夜食堂というドラマが大人気らしく、各地でリメイクまでされたとか。
世界に伝わる人情ドラマ『深夜食堂』 | ORICON NEWS
韓国や中華圏ではリメイクドラマも制作されるなど、「深夜食堂」にとってアジアは手堅いマーケット。
そんな有名な日本のドラマロケ地に訪れたいだとか、ドラマに出てきたグルメを楽しみたいと考えるアジア圏の人々は多いはず!
しかし、ロケツーリズム協議会ではそういったツアーの企画や、グルメの情報は現在は提供されていないようです。
またホームページの対応言語も現状は日本語のみなので、これからの活動に期待したいところです。
まとめると、観光客向けにアレンジされたツアーが日本には全く存在しないことが判明いたしました。
韓国と日本にこれほどの差ができてしまった3つの理由
どうして韓国はここまでドラマを利用した観光業が発達しているのでしょうか?
考えられる3つの理由を挙げてみます。
1.韓国には観光スポットが少ない
韓国は国土面積が小さく、日本と比べると、約4分の1しかありません。
その中で、代表的な都市が、ソウルと釜山の2つ。
もちろんその都市それぞれに魅力のある観光地はたくさんありますが、だいたい数日もあれば十分回りきることができます。
そして2都市間もKTXという韓国の新幹線を使えばすぐに行けてしまうので、韓国を観光するのにあまり時間はかかりません。
シュさんの言葉通りのことを、私も韓国旅行で感じました。
そういう声が多いためか、韓国政府は現在、この2大都市以外に観光地を作ろうとしています。
そこでもまた、ドラマを観光に有効活用しようとしているのです。
韓国政府主導の国営企業である、韓国観光公社のHPで事業概要を見てみると、アジア地区(日本を除く)には「ドラマ撮影地の観光」がしっかりと入っています。
逆に日本には「ドラマ撮影地の観光」の文字は見当たりません。
このように、アジア圏の人にのみ、ドラマ撮影地の観光を推進しています。
おそらくこれは、韓流ブームがすぎたと言われている日本では、ドラマを切り口に誘致することは非効率だと考えてのことなのでしょう。
国が主導する観光業者が、それぞれのターゲットに異なる戦略でアプローチをしています。
コンテンツを用いながら観光業を盛り上げるため、行政と民間が上手く連携して、ドラマを活用した観光客誘致に力を入れているのがよく分かりますね。
2.ツアー内容の細やかさ
先ほど触れたドラマ「トッケビ<鬼>」ツアーをはじめとした、様々な韓国のドラマのロケ地ツアーを調査していくにつれて、共通する強みが見えてきました。
・郊外にあるロケ地まで、ソウル市内や滞在ホテルから車で送迎してくれること
・参加人数問わずツアーが確実に行われること
・ツアー内容に関わること(HP、ガイドブック、ツアーガイド等)が多言語に対応していること
・ドラマが終わってからも、そのドラマのツアーが継続開催されていること
わたしたちも海外旅行先では、言葉もわからなければ、土地感覚もありません。
そんな中で、遠いどこかに行こうとするのはなかなか心もとないですよね。
その不安感を払拭してあげられるツアー内容でこそ、ツアー参加者を楽しませることができます。
ですので、
・交通手段
・言語
のサポートは必須です。
また、人気なコンテンツはいつまでも人の心に残ります。
例えば、韓ドラブームの起源である「冬のソナタ」!
ヨン様のとろけるような笑顔にハートを射止められた奥様方が多くいらっしゃいましたね。
今でもあのBGMを口ずさむことができる人多いと思います♪
「冬ソナ」が放送されてから実に15年も経過しました。
にもかかわらず、韓国では、いまだにそのドラマの名前が引用されながら、ロケ地が観光地として栄えているそうですよ!
「冬ソナ」ロケ地の南怡(ナミソム)島 いまも人気の観光地
韓国で02年に放送されたドラマ「冬のソナタ」のロケ地として知られるようになり、昨年は300万人が訪れた。うち100万人は外国人だ。
今もなお、「冬ソナ ロケ地 ツアー」とGoogleで検索すれば、山ほどオプショナルツアーがヒットします。
ドラマのブームを一過性のものとせず、心に残る名作ファンの気持ちに応えてこそ、行き届いたおもてなしです!
3.日本人が日本のコンテンツの可能性を理解していない
現在日本は、「君の名は。」のヒットを筆頭に、空前のアニメブームです。
昔からそうかもしれませんが、さらに日本国内で注目されています。
そこで、その熱を海外にも伝えるために、日本政府もクールジャパンと称しながら、日本のアニメの普及に奔走しています。
まとめると、日本のアニメってすごいです。
でもクールなのって、アニメだけじゃないと思いませんか?
先ほどご紹介した通り、日本のドラマだってイケてます!!
深夜食堂だけでなく、アジア人の友達と会話する中で、ほかにも多くの日本のドラマの名前があがりました。
例えば、
・「半沢直樹」
・「SUMMER NUDE」
・「99.9-刑事専門弁護士-」
などなど……。
やっぱり日本でも話題だったドラマや、イケメン主演のドラマは他国でもウケるのでしょうか?(笑)
とにかく、人気ドラマの撮影地は日本人にはもちろんのこと、海外にももっともっと広められるべきです!
きっとアジアの訪日客も、行きたいという気持ちはあっても、その場所を知らないために、そこに行けないだけかもしれません。
せっかくそこに行きたいと思ってくれているのだから、その気持ちに応えてあげたいですよね!
私なりのドラマロケ地・聖地巡礼ツアーを考えてみた
せっかくなので、シュさんが行きたいと思ってくれた「あさが来た」の撮影地を巡るツアーを私なりに考えてみようと思います。
このドラマは2015年にに放送されたため、少し古いですが、やはりいいコンテンツはみんな心に残っているはず!
韓国の例にならってみましょう。
【「あさが来た」ロケ地巡りツアー】
「あさが来た」で象徴的なシーンが撮影されたのは、滋賀県の近江八幡市だそうです。
こんなような風景、ドラマの中に出てきましたよね~!
ここは、古き良き日本の風景が楽しめるとのことで、「あさが来た」以外にも、「るろうに剣心」や「必殺仕事人」など、多くのドラマや映画がこの地で撮影されてきたそうです。
この写真は「八幡堀」の風景を映しています。
この堀を船に乗ってまわることができたり、ほかにもおいしい「近江牛すきやき」を楽しむことができます。
・「あさが来た」の舞台をメインに置きつつ、その地の観光スポットをめぐる
・周辺のローカルグルメを楽しむ
・ドラマの主人公「あさ」が着ていたような和装をして、ドラマのワンシーンを再現した写真を撮影する
「えっ、そんな簡単なプランで良いの?」
そう思われたかもしれませんが、韓国でも簡単な半日ツアーはたくさんあります。
逆に時間を取りすぎると気軽に参加することができなくなってしまいますよね。
ほかにも、シュさんから聞いた情報によると、台湾で有名な日本アニメはたくさんあるそうです。
また、最近のドラマでは、「逃げるは恥だが、役に立つ」が人気だったとか!
韓国人の友達は、「のだめカンタービレ」が漫画、アニメ、実写化のいずれもいまだに人気があると言っていました。
まとめ
わたしたちは、やっと日本のアニメの力に気づき始めたところです。
でも、韓国と同じようにドラマや映画にだって、アニメと同じくらい魅力があるのです。
まず日本の観光資源になり得るモノに気づくことが大事だと考えます。
一方で、現在あるクールジャパンをうたった取り組み(主にアニメツーリズム)としては、コンテンツの舞台を訪れたいと願う外国人の方々がいるのにもかかわらず、現状は、
・情報の伝え方が不十分である
・「行ってみたい!」と思ったときに確実に行ける方法が用意されていない
という問題点が見えてきます。
ここを官民一体となって整備していくことができれば、日本の地方にはもっともっと観光客が訪れてくれるのに!
調べながら歯がゆい思いをしていました(笑)
「なにが日本らしいのか」
「なにがクールなのか」
これを日本人の目線だけで考えていると、偏見が邪魔をして、真の答えにたどり着くことは難しいかもしれません。
日本の外からの視点を取り入れながら、この問いの答えを見つけていくことが大切なのではないかと感じました。
余談ですが、わたしの出身地である岐阜県の東濃地方が舞台の朝ドラが来春に放送されます。
わたしも行ったことあるような場所だったり、友達の家の近くで撮影したであろう写真を主演の永野芽郁さんがSNSに投稿しています。
五平餅 in 岐阜☺︎ pic.twitter.com/rnVNpPBUZz
— 永野芽郁 (@mei_nagano0924) 2017年11月8日
というわけで、わたしの地元の岐阜は激アツです。
(ちなみに彼女がもってる五平餅は激アツローカルグルメです)
このドラマをきっかけに、わたしの地元が注目されますように!
そしてこの地を訪れたいと思ってくれる人が、日本のみならず、海外でも増えますように!
そういったことを祈りながら、帰省したときには我先にロケ地巡りツアーを個人的に敢行しようと思います!
(ミーハーなので、撮影してるロケ隊に会えることを期待しながら……笑)
その体験をもとに、勝手に観光客向けのツアー内容を考えて、周りのアジア人の友達にプレゼンをしてみるつもりです。
今後生まれるコンテンツは新たな観光地を生み出すかもしれません。
すでにあるコンテンツも、あなたの町を盛り上げるのに一役買ってくれるかもしれません。
そう考えるとワクワクします!
あなたの町の魅力をコンテンツの力を上手く活用しながら、日本人、外国人を含めた観光客に広めていきたいですね!
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