「海外だと15歳の子が55歳の人に自分の意見をしっかりと言うんですよ」 ー 留学・ワーキングホリデー支援サービス「Global Dive」黒崎さんインタビュー〈前編〉

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こんにちは、 イロドリインターン生の露口です。

「一度は留学してみたいな〜。でもお金も時間もないし、留学先での生活も不安だしな〜」

そんなことをお考えのそこのあなた!

その気持ち、私もよ〜く分かります。

なぜなら私も留学経験はあるものの、行く前は不安でいっぱいだったからです。

正直、留学するまでの僕は友逹とのコミュニケーションを上手く取れていませんでした。

「そんな僕が海外に行っても、上手くコミュニケーションを取れっこない……」そんな風に考えていたのです。

でもいざ留学を決意して韓国に留学してみると、

・英語と韓国語の語学力が飛躍的に伸びた
・海外の人たちとのコミュニケーションに自信がついた
・「一生涯の友逹」と思える人たちに出会えた
・「人生の楽しみ方」が分かってきた

という経験をしました。私のこれまで留学経験については記事にまとめています。

語学は新しい自分と出会える夢のチケット! 僕が英語と韓国語を学んだおかげで得られた3つのこと
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留学先でドイツ人女性から「今日、私を利用したの?」と言われて猛烈に悩んだ話
はじめまして、この度イロドリで記事を書かせていただくことになりました、露口(つゆぐち)です。瀬戸内海の美しい海に囲まれ、「サイクリングの聖地」と言われるしまなみ海道を有する、愛媛県今治市で生まれ育ちました。今は神戸で大学に通い、経済学を専攻してい...

そして今回は留学の楽しさや価値をプロの視点から教えてもらうべく、留学やワーキングホリデーの支援をされている「Global Dive(グローバルダイブ)」の黒崎さんにインタビューをしてきました。

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黒崎 順一
株式会社アプリが運営する留学やワーキングホリデー希望者の支援・サポートを行う「Global Dive(グローバルダイブ)」で事業部長を勤める。
9年間のオーストラリア滞在経験や日本帰国後に個人事業として活動していた留学支援経験を活かし、相談者の将来を見据えたアドバイスがモットー。
「海外を通して選択肢を広げる機会を一人でも多くの人に提供したい」という強い想いで、さまざまな留学支援に取り組んでいる。

黒崎さんご自身は、もともとは海外に全く興味がなかったけど、ひょんなことからオーストラリアにワーキングホリデー(以下、「ワーホリ」)に行き「人生がガラリと変った」経験をされています。
※ワーキングホリデーとは18~30歳までの人が、基本的に1年間海外に滞在しながら「観光」や「就学」や「就労」ができる制度のことです。

・なにがキッカケで海外に興味を持つようになったのか?
・黒崎さんが海外でなにを学び、どう変わったのか?

「海外での生活を通して人生がガラリと変わった」黒崎さんの体験は、なかなか海外に一歩踏み出せない人の背中をそっと押し出してくれるようなものかもしれません。

今回は、前後編の前編をお届けしたいと思います。

オーストラリアに行ってなかったら、妻と離婚していたかもしれません(笑)

露口: 黒崎さんは、ワーホリに行かれる前はずっと日本で働かれてたんですよね?

黒崎さん: そうなんですよ。大学を卒業してからの7年間はずっと同じ会社に勤めてたんですけど……。「コレがやりたい」って就いた仕事じゃなかったんですよね。大学生のときに就活をして、いくつか内定を出してくれた会社の中から「安定」してそうなところを選んだんです。しかも、決断は親に丸投げして(笑)

露口: 就職活動にありがちですよね(笑)

黒崎さん: そしたら、俗に言う「体育会系」の会社に入ってしまって、入社した瞬間に後悔したんです。けど「石の上にも3年」と親に説得されたのでイヤイヤ働き続けていたら、いつの間にか生活も落ち着いてきて、結婚もして、辞めるタイミングを失っていたんです。

露口: へえ〜、そんな過去があったんですね。

黒崎さん: そして、2004年のある日のことでした。妻が突然「オーストラリアにワーホリに行きたい」って言い出したんです。

露口: え、いきなりですか !?

黒崎さん: 妻の友達でワーホリに行っている人がいたんですが、その友逹が帰国してから話を聞いたら一気に興味を持っちゃったみたいで。

露口: そうだったんですね! 黒崎さんはその時どんな反応されたんですか?

黒崎さん: もちろん最初は驚きましたよ(笑)ただ、僕は妻と結婚する時にこう思ってたんです。「結婚しても、お互いのやりたいことは尊重し合える関係でいたいな」って。だから最初は彼女に「僕は日本で待ってるから、僕のことは気にせず行って来たらいいよ」と言ったんです。

露口: すごい器の大きさですね! でも実際は一緒に行かれたんですよね? どこで心変わりされたんですか?

黒崎さん: 「大嫌いな仕事を1年間も我慢しながら続ける自分」と「1年間やりたいことを思う存分やって帰ってきた妻」の姿を想像してみたんです。そしたら、1年後にお互いの価値観が合うとは思えなかったんです。「これは離婚ものだな」って(笑)

露口: 確かに……。1年は長いですよね。

黒崎さん: ということで「じゃあ僕も行ってみようかな」って思ったんです(笑)それで向こうの生活を想像してみたら、すごく楽しく思えてきて「チャレンジしてみよう!」と思ったんです。

露口: すごい切り替えですね!

2001年9月11日 海外に行くことを後押ししたあの事件……

黒崎さん: あと、少し重い話になってしまうんですけど、2001年に9.11アメリカ同時多発テロがあったじゃないですか?

露口: 僕は当時まだ小学2年生でしたが覚えています。衝撃的でしたよね。

黒崎さん: あの時ニュースを見ていたら、「テロの指導者がハイジャック犯に言った言葉」というのが紹介されていたんです。「アメリカ人を道連れにすれば、お前の家族は幸せになるし、天国にも行ける」って。

露口: そうなんですか。何だかやるせないですね……。

黒崎さん: その時、彼らの世界観が僕たち日本人のものと根本的に違うなって感じたんです。そして、今の自分は日本の価値観しか知らないけれど「もっと色んな価値観を知った上で物事を判断できる人間になりたい」って思ったんです。それで色んな国の人たちと関われるオーストラリアが、とても魅力的に見えはじめたんです。

露口: そんなこともあったんですね。ちなみにワーホリに行くことを決断したのと同時に不安はなかったんでしょうか? 例えば「日本に帰国した後の仕事はどうしよう?」とか。

黒崎さん: そうですね。実は日本では「ワーホリ=遊びに行く」みたいに捉えている企業さんが多いんです。だから、退職1年前からファイナンシャルプランナーの資格を勉強していました。

露口: そうなんですか! かなり難しい資格って聞きましたけど……。

黒崎さん: 実は前にも一度資格の勉強やったことあるんですけど、全然うまくいかなかったんですね。だけど、ワーホリという目標ができてからは、どんなに忙しくても不思議と自発的に時間を作って勉強するようになったんです。「目標ができるだけで人間ってこんなに変わるんだ」ということを身をもって体験しました(笑)

露口: 「目標」を持つことってやっぱり大事なんですね! 資格の勉強も進み、オーストラリアでの生活が近づいてきてからは、どんな心境だったんですか?

黒崎さん: 「とにかくいろんな人と交流して様々な価値観を学びたい!」って気持ちが強かったですね。あとは、アメリカやオーストラリアがファイナンシャルプランナーの先進国ということで、その方面の人脈を作りたいと考えていました。

露口: すごく着実に準備されたんですね! 実際にオーストラリアへ行ってからどんな生活を送られていたのかますます気になってきました。

15歳の子が55歳の大人に自分の意見を言うんです

露口: それでは、実際オーストラリアでの生活について伺いたいと思います。現地での生活で想像と違っていたことはありましたか?

黒崎さん: 生活っていうより仕事についての話なんですが、僕が一番驚いたのは「定時退社」です。オーストラリアで日本人の留学支援をする会社に勤めていたときの話ですが、みんな17時には手にシフトカードを持って退社準備ができているんです(笑)それくらいワークライフバランスがしっかりしていました。

露口: それはいいですね! お仕事以外にプライベートもかなり充実させられそうですよね。

黒崎さん: 「定時退社」のおかげで、仕事終わりに趣味のフットサルを楽しんでました。チームを作って、週3日くらいで集まって、その後飲みに行ってましたね。

写真からも黒崎さんが充実した生活をされていたことがよく分かります

露口: 仕事終わりに仲間と集まってスポーツをして汗を流すなんて、とても憧れます!

黒崎さん: あと仕事に就く前に通っていた語学学校でも色んな国の人と出会ったんですけど、それがかけがえのない出会いになりました。

露口: オーストラリアってやっぱり色んな国の人に会えるんですね!

黒崎さん: 様々なバックグラウンドをもった人々との出会いには僕も一番影響を受けましたね。視野を広げる上ですごく大事だったんです。他にも、オーストラリアでは人間関係に年齢は関係ないということにも気づかされました。

露口: どういうことですか?

黒崎さん: フットサルをやっていた関係で僕の周りには、若い人で15歳、一番上で55歳の人までいたんです。でも、みんなに共通したことが1つあって。年齢に関係なく自分の意見をきちんと持っていて発言できるんです。

露口: 日本だとあんまり見れない光景ですよね。

黒崎さん: 例えば、フットサルをやっていて揉め事が起きた時に、15歳の若い子が周りに向かってしっかり自分の意見を言っていたんですよ。

露口: オーストラリアって人間関係がフラットなんですね。日本の学校だったら、先輩の言うことに黙って従っていますよね(笑)

黒崎さん: そうですね(笑)あと今の自分にもつながっているんですけど「自分の心のあり方」も考えさせられましたね。

露口: 「心のあり方」ですか?

黒崎さん: 僕の友人の中で、いつ会っても笑顔で楽しそうな中東の人がいたんですけど、ある日その友人に「どうしていつもニコニコしているの?」って尋ねたんです。そしたら彼が「人生一度きりだし、ハッピーな方がいいじゃん」って言うんです。

露口: 素敵ですよね。そういう考え方ができるって。

黒崎さん: その子が言うには「悩んでも、泣いても、笑っても同じ時間を過ごすなら、笑って楽しく過ごそう」ということなんです。それ以来自分も「いつもハッピーでいること」を意識し始めましたね。

露口: 黒崎さんがイキイキされている秘訣ってコレだったんですね!

オーストラリアでの生活は生涯の財産です

露口: 黒崎さんも経験されたように、やっぱり海外で生活すると多くの学びがあるんですね。

黒崎さん: そうなんですよね。実際学んだことも多かったですけど、あとは単純に、オーストラリアであれだけ幸せな時間を過ごせたことが「生涯の財産」になりましたね。

露口: 「生涯の財産」ですか! すごく気になります。

黒崎さん: オーストラリアでは語学学校に通っていたんですけど、そこで多くの人に出会えたんです。

露口: 語学学校って本当に人種の宝庫みたいなところですよね(笑)

黒崎さん: 僕の学校には生徒が300人くらいいたんですけど、2ヶ月後にはその内100人くらいとは友達になってましたね!

露口: 黒崎さんスゴいですね(笑)

黒崎さん: とくに欧米系の人はお酒が好きだから、授業がおわったら毎日のようにバーに駆り出されてました。あとは、定期的にクラスの垣根を越えて全員に声をかけてバーベキューとかやってました。たまに先生も呼んだりして。毎回50人くらい集まってましたね!

ある日のバーベキューの様子

露口: 本当に色んな人と交流されていたんですね。

黒崎さん: 語学学校を卒業してからは、オーストラリア一周の旅もしました。

露口: あの大きなオーストラリアを一周ですか!?

黒崎さん: はい(笑)「ラウンド」といって、オーストラリアのすべての州をまわることを目的にした旅があるんです。

露口: すごいコンセプトですね! ただ、費用の面が気になりますけど……。

黒崎さん: 実はラウンドって長い時間をかけてする旅なので、旅をしている間も、各地でアルバイトしながらお金も稼げるんですよ。

露口: その旅いいですね! オーストラリアで本当に充実した日々を過ごされたんですね。僕も黒崎さんのように一生忘れないような「財産」を作りたいです!

まとめ

今回はオーストラリアにワーキングホリデーに行かれた黒崎さんのインタビュー前編をお届けしました。

黒崎さんと話していて感じたのは「海外生活が人の人生をガラリと変えるということ」です。

「安定志向」でなんとなく入ったという日本企業で7年間「本当にやりたいことは何か?」という問いに答えを見つけられずにいた黒崎さん。

しかし、ワーキングホリデーでオーストラリアに渡ったことを機に、黒崎さんの人生はガラリと変わりました。

かつて日本で出会える価値観の幅に限界を感じていた黒崎さんですが、オーストラリアで多様な価値観を学び、視野をグッと広げられました。

また、様々な価値観の発見や多くの友人との出会いは、黒崎さんにとって「生涯の財産」となったことがわかりました。

次回はそんな黒崎さんに

・日本に帰国して起業をされた話
・一人でも多くの人へ「海外」という選択肢を届ける仕事の話
・語学のおかげで仕事とプライベートが充実した話
・黒崎さんがこれから成し遂げたいことの話

についてお伺いしたいと思います。お楽しみに!

<後編>に続く



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