こんにちは。イロドリの福島(@maxafuku)です。
先日、日本政府観光局(JNTO)から2015年6月の訪日外国人数についての発表がありました。
このままいくと今年の訪日外国人数は年間1800万人に到達する勢いです。
街を歩いていても昨年よりも確実に外国人観光客が増えていることを実感します。
さて、あなたのお店では増え続ける外国人観光客を取り込む為にどういった事をされていますか?
最近は「外国人観光客の団体予約を取りたいのですが、どうしたら良いですか?」というお問い合わせを頂くことも増えてきました。
飲食店が団体旅行客の予約を獲得するには団体客を扱う旅行会社さんから送客頂くことが一般的です。
そこで今回は団体客も数多く扱う旅行会社 株式会社博文舎の礒田さんに「飲食店が団体旅行客の予約を取る4つの方法」についてお話を伺いました。
飲食店の方、ぜひ参考にしてください。
1.旅行会社に営業する
旅行会社さんに向けて直接営業し、定期的に送客してもらえる関係作りをしましょう。
直接的な方法なので効果も期待出来ますが、きちんとした営業用の資料を作り、旅行会社に向けて営業が出来ないといけません。
また自ら売り込みに行くからには旅行会社さんからのリクエストに都度きちんと対応できる体制も必要です。
旅行会社への営業ノウハウについてはこちらの記事を参考にしてください。
しっかりと体制が出来ているお店の場合はおすすめの方法ですが、そこまで手が回らないというお店も多いかと思います。
そのようなお店の方には以下の3つの方法がオススメです。
2.全旅クーポンを使用可能にする
全旅クーポンとは全国旅行業協会(ANTA)に加盟し、全旅のクーポン会員になっている約1800社の旅行会社などが発券出来るクーポン(金券のようなもの)のこと。
年間約38万枚、250億円の利用があります。
このクーポンは旅行会社がアテンドする宿泊施設や飲食店への支払いに使用します。
旅行会社側のメリットは当日の現金での決済が不要なこと。
特に大きな団体旅行で現金精算になると飲食費だけでもかなりの現金を持ち歩く必要があり、非常にリスクが大きいです。
なので現金を持ち歩く必要がない全旅クーポンは旅行会社にとって非常に便利で、団体客をアテンドする際にもやはりクーポンが使える施設を優先してチョイスするそうです。
宿泊施設や飲食店などが全旅クーポンでの決済を可能にする為には全旅クーポンの受入会員になる必要があります。
受入会員のメリットは代金の回収を100%全旅が保証してくれること。
団体客の飲食費や宿泊費など大きな金額になればなるほど締め支払いになることもありますが、これには回収リスクがついてまわります。
全旅クーポンの場合、このリスクを全旅が負担してくれるので受け入れる側も安心してクーポンで精算出来る仕組みになっています。
現在は全国で約6,000の施設が受入会員として加盟しています。
加盟に関する詳細は全旅さんへお問い合わせ下さい。
3.OATAクーポンを使用可能にする
OATAクーポンとは大阪府旅行業協会(OATA)に加盟した旅行会社が使用できるクーポンです。
大阪府旅行業協会(OATA)には大阪に本店登記がある旅行会社のみ加盟が可能です。
基本的な仕組みは全旅クーポンと同じで、年間100億円の利用があり、代金の回収を100%保証してくれます。
全旅よりも加盟している旅行会社数は少ないですが、クーポンから受け取るマージンが全旅よりも高く、協会の動きも活発なため好んで使用されているとのことでした。
4.団タメ!を活用する
団タメ!は飲食店と旅行会社をマッチングするサービスです。
旅行会社は団タメ!と契約している団体受け入れ可能な飲食店をスピーディーに検索し、団体客受け入れのリクエストを送ることが出来ます。
契約した飲食店側は団体客向けメニューや席数などを登録し、旅行会社に向けてPRすることが出来ます。
また団タメ!の特徴の1つとして、団タメ!自身が全旅クーポン及びOATAクーポンに加盟していることが挙げられます。
飲食店は団タメ!と契約すれば上記で説明した全旅クーポンやOATAクーポンに加盟していなくても両団体のクーポンでの支払いを受けることが出来ます。
それらの理由により、ここ最近は飲食店側、旅行会社側からも支持を集めつつあり、急成長しているサービスです。
ちなみに団タメ!の中の方にお話を伺ったところ、大阪の飲食店の登録店舗数が追いついていないそうで、「受け入れ先の飲食店を紹介して欲しい」というご相談もしばしば頂き、実際に数十名の団体客を飲食店さんに送客させて頂いた実績もあるため上手く活用すれば団体客を取り込めるかもしれません。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
皆さんご存知なかった事も多かったのではないでしょうか?
旅行会社からの送客を受ける際に「各種クーポンが使えるかどうか?」というのは1つの大きなポイントのようです。
尚、今回ご紹介した4つの方法はいずれも外国人観光客の団体はもちろん、日本国内の日本人の団体旅行や視察旅行の団体もターゲットとなりますので、「外国人の団体はちょっと不安だな…」というお店の方でも大丈夫です。
あなたのお店が団体客を受け入れをお考えであれば、最も合いそうなものをまずは1つお試し下さい。
弊社でアドバイスさせて頂くことも可能ですのでお気軽にお問い合わせ下さい。
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