こんにちは。イロドリの福島(@maxafuku)です。
先日の発表のとおり、2015年に入って更に外国人観光客は増えており、7月時点で既に1100万人を突破しました。
このままいけば年間1800万人を超えるペースです。
ではあなたはその1100万人の中身については把握出来ていますか?
メディアでの情報や体感的に「中国からの観光客は増えているよね?」という感じの方も多いのではないでしょうか?
そこで今回はそんな方の為に日本政府観光局(JNTO)の最新データを詳しく分析してみました。
ぜひ参考にしてください。
2015年1月〜7月で1100万人を突破
今年は現在までのところ圧倒的に中国からの観光客が増えています。
訪日客数でも1位、更に昨年からの伸び率でも1位です。
昨年1位だった台湾は僅差ですが韓国にも抜かれて現状は3位という結果です。
しかし伸び率は29%と決して減っているわけではなく、順調に増えております。
1100万人の中身
では1100万人の内訳をグラフにしてみましょう。
なんと4人に1人が中国からの観光客という結果です。
更に、中国、韓国、台湾、香港の4カ国で約75%を占めるという結果になりました。
2015年に訪日客が伸びている国はここ
2014年1月〜7月と2015年1月〜7月の訪日者数の伸び率をランキングにしてみたところ、以下のようになりました。
1位 中国 113.8%
2位 香港 66.0%
3位 ベトナム 55.5%
4位 フィリピン 50.6%
5位 韓国 41.7%
こちらは2013年から2014年の同時期の伸び率のTOP5です。
1位 中国 90.6%
2位 フィリピン 63.0%
3位 マレーシア 62.7%
4位 タイ 61.0%
5位 ベトナム 48.7%
中国は伸び率でも2年連続TOPで昨年よりも更に伸び率が上がっています。
そしてフィリピン、ベトナムについても引き続き高い伸び率をキープしていることがわかります。
香港については2013年から2014年の同時期の伸び率が21.6%だったので今年に入り大きく伸ばしてきたということになります。
下記の記事で書いたとおり、香港は1人あたりの訪日率が非常に高く、今後そこまで大きく伸びることはないと予想していただけに意外な結果です。
ここまで大きく伸びた理由を探りたいと思います。
またタイとマレーシアについては2013年から2014年はビザの要件緩和効果もあり、大きく伸ばしましたが今年に入りタイ27.3%、マレーシア15.9%とその伸びは若干落ち着いた模様です。
しかし両国とも(特にマレーシアは)年末に向けて訪日客が増える傾向にあり、今年後半の伸びに期待したいですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今年は「爆買い」という言葉が一般化したことが表すとおり、中国からの観光客の存在感が現在のところ圧倒的に際立っているという結果になりました。
しかしその中でもベトナムとフィリピンという今後大きな経済発展が見込まれる国からの訪日客が順調な伸びを見せており、今後も更に伸びる気配を見せています。
またリピーターの多い香港からの訪日客が伸びているのもゴールデンルート以外の地域にとってはかなり明るい材料と言えます。
これらの数字を参考にし、あなたの地域やサービスによってそれぞれのターゲットをしっかりと設定して頂ければと思います。
弊社ではこれらのデータだけではなく、外国人の生の声なども取り入れながら集客のお手伝いをさせて頂いておりますのでお気軽にお問い合わせ下さい。
また、2014年の訪日外国人数の上位16カ国についての様々なデータをこちらで紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
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