こんにちは。イロドリの福島(@maxafuku)です。
先日2015年10月の訪日外国人数が発表され、1月〜10月の累計で1631万人となり、このままいけば年間1900万人を超える見込みとなりました。
日本政府はこれを受け2020年に2000万人としてきた目標の上方修正する方向で検討に入りました。
なんと4000万人超をめざす案も浮上してきているようです。
果たして年間訪日外国人数4000万人は実現可能な数字なのでしょうか?
そして実現した場合、どんなことになるのでしょうか?
今回はその世界について考えてみました。
2020年4000万人は可能なのか?
まずは2020年に4000万人という数字が実現可能なのかどうかを考えてみました。
2015年は最終的に1900万人を超える見通しであるので、1900万人としたところ昨年からの伸び率はなんと41.6%となりました。
その後、少しずつ伸び率を減少させていく形でシミュレーションしてみました。
4000万人という数字を見ると2020年までに実現は到底無理なように個人的には感じていましたが、こうやって表に落としこむと「あれ?ひょっとしたら達成できるかも?」という感じに変わりました。
2014年から2015年は40%以上訪日観光客が増加していますが、今後いつまでこの高い伸び率を維持できるかが鍵になりそうです。
特に今年は中国からの訪日観光客が増加しており、4000万人を達成する為には中国を始めとするアジアからの集客を更に強化する必要があるでしょう。
年間訪日外国人観光客4000万人を達成するとこうなる
世界でも有数の観光客数が多い国に!
4000万人を達成すると世界観光客ランキングでもかなり上位に食い込むことになります。
2014年の観光客数ランキング
1.フランス 8370.0万人
2.アメリカ 7475.7万人
3.スペイン 6499.5万人
4.中国 5562.2万人
5.イタリア 4857.6万人
6.トルコ 3988.1万人
7.ドイツ 3300.5万人
8.イギリス 3261.3万人
9.ロシア 2984.8万人
10.メキシコ 2909.1万人
上記は2014年の観光客数ランキングで日本は1341万人で22位という結果でした。
もし4000万人を達成すると2014年のドイツやトルコを抜き、世界で6位に入ることになります。
もちろんその時にはドイツやトルコも更に観光客数を増やしているとは思いますが、イタリアなど世界的にも有名な観光国と肩を並べることになり、より多くの国から観光客が来るようになるでしょう。
訪日観光客による年間消費額は6兆円超え!?
2014年の訪日観光客による消費額は2兆278億円(訪日観光客数は1340万人)でした。
2015年の訪日観光客数は1900万人を超える見込みで消費額も3兆円を超えると予想されています。
更に観光客数が倍の4000万人になれば消費額も更に倍の6兆円となるのも夢ではありません。
6兆円となると全国の百貨店の年間総売上や、全国のドラッグストアの総売上と同等の金額になります。
それだけ大きな市場になる可能性をまだまだ秘めており、近年でここまで成長可能性のある市場は他にはないと言えるでしょう。
課題は宿泊施設のキャパシティ
現状でも都市部のホテルの稼働率は高く予約が取りにくくなっていますが、更に宿泊施設が足りなくなることは明白です。
特に現在は都市部だけですが、年間訪日観光客数が4000万人を超えると地方でも同じ状況になる都市が出てくると思います。
この辺りの問題は法整備をきちんとした上で民泊を活用するなど何らかの対応が必要になるでしょう。
特に2020年は東京オリンピックがあり、大幅に観光客数が増えると予想されますので、受け入れの環境整備を今からしっかりと整備しておく必要があります。
まとめ
現状ではまだ4000万人を目標とすると決まったわけではなく、検討段階であくまでも案の1つです。
しかしながら、2020年には間に合わなくともいずれ4000万人を達成する日が来るのではないか?と思います。
そうなると日本全国津々浦々まで外国人観光客が訪れることになるので、今からしっかりと準備をする必要があります。
そしてそうなることを見越して今から集客に力を入れておくと後々大きなアドバンテージになるはずです。
まだまだ拡大している市場ですので今からしっかりと取り組んでいきましょう!
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