中国人による爆買いの火付け役!?ソーシャルバイヤーとは

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こんにちは。イロドリの福島(@maxafuku)です。
2016年2月の訪日外国人数が発表されましたね。2016年に入っても増加ペースは落ちることなく、2月は春節の効果もあって過去2番目の単月記録となりました。
そしてその中でも中国人観光客数の伸びは今年も続いています。

その中国人観光客といえば「爆買い」が有名ですが、その「爆買い」に一定の影響を与えていると言われているソーシャルバイヤーと呼ばれる人たちがいるのをあなたはご存知でしょうか?

先日弊社が主催した「チームインバウンド関西」第1回交流会にも関西在住のソーシャルバイヤーをまとめていらっしゃる李さんにお越し頂きました。

「チームインバウンド関西」第1回交流会開催報告
こんにちは。イロドリの今津です。2016年3月3日(木)、待ちに待った弊社主催の「チームインバウンド関西」第1回交流会を開催しましたので、当日の様子をお届けしたいと思います!この「チームインバウンド関西」とは、関西のインバウンド関係者の為の交流会で、業種...

今回はこのソーシャルバイヤーの実態を李さんにもお話をうかがい、まとめてみました。
それではどうぞ!

中国人観光客による日本での消費

皆さんご存知の通り、中国人観光客における日本での消費は増加の一途をたどっています。

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日本のあらゆる製品が購入された結果、2015年の訪日中国人観光客の旅行消費額は1兆4千億以上となり、訪日外国人の旅行消費額の約40%を占めるという結果になりました。
まさに「爆買い」ですね。

ソーシャルバイヤーって何?

そのような「爆買い」に象徴されるように中国において日本製品はとても人気があります。
しかし中国で売られている日本製品は日本国内価格の2〜3倍以上で売られていることも珍しくなく、また日本で売られているものとパッケージは一緒でも中身が微妙に違うというケースも多々あります。
なので中国の消費者は中国国内で売られている日本製品ではなく、日本で売られている日本製品を欲しがり、その結果日本へ来た観光客が爆買いをしています。
日本で買ったほうが安く、かつ品質的にも安心できるからです。

しばらくすると爆買いをした生活用品や消耗品はいずれなくなってしまいます。
しかし、なくなったからと言って、生活用品や消耗品を買い足すためにいちいち日本へ行くわけにもいきません。

そんな時に重宝されているのがソーシャルバイヤーの存在です。
「ソーシャルバイヤー」は中国国内では入手できないものや人気の日本製品を日本で購入し、SNSを活用して中国の人々に販売しています。
このようなソーシャルバイヤーは日本国内に20万人以上居るとも言われています。
ソーシャルバイヤーは気軽に始められるので、留学生や主婦など片手間で小遣い稼ぎ程度にやっている人からこれを事業としている専門企業まで幅広い層が存在しています。

ソーシャルバイヤーはどうやって商品を販売している?

では具体的にソーシャルバイヤーがどのようにして日本国内で購入した商品を中国の人に販売しているかを見ていきたいと思います。

SNSを活用して情報を発信

ご存知の方も多いと思いますが、中国のSNS事情は非常に特殊です。
FacebookやTwitterなど世界的に使われているサービスへは現状中国国内からアクセスすることが出来ず、中国独自のサービスが大きなシェアも持っています。
その中でも多くの人が利用しているサービスが微博(Weibo)と微信(WeChat)です。
微博(Weibo)はTwitterとFacebookが合わさったようなサービスで、微信(WeChat)はLINEのようなサービスです。
この2つのSNSの情報は多くの人が旅行の際の情報源としても利用しています。

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微博(Weibo)で商品紹介をするソーシャルバイヤー


 

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微信(WeChat)で商品紹介をするソーシャルバイヤー


 

微信(WeChat)については以下の記事も参考にしてください。

LINEより多機能!? 中国発のアプリWeChat(微信)とは?
こんにちは。イロドリの福島(@maxafuku)です。いよいよ2015年も残すところあと僅かとなりました。今年は特に中国からの訪日者数が前年対比100%以上の伸びを記録し、2015年10月末時点で400万人以上が来日しています。流行語大賞にも「爆買い」が選ばれるなど、中国人...

ソーシャルバイヤーは主にこの2つのSNSを活用し、自分たちが扱う製品の情報を発信しています。
そして人気のソーシャルバイヤーになると10万人以上のフォロワーが居るのでその影響力は絶大です。

実際に中国の人たちはソーシャルバイヤーが発信する情報やその他のクチコミを参考にして旅行先での買い物リストを作成しています。

SNSからタオバオへ誘導

ソーシャルバイヤーはSNS上で商品情報を発信し、購入意欲のあるユーザーを最終的にECサイトへと誘導します。
誘導先は殆どの場合、タオバオというECサイトです。
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タオバオは中国のCtoC(消費者間取引)のECサイトで圧倒的なシェアを持つサイトです。
個人が数多くの商品を出品しており、活発な取引がされています。

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商品紹介の最下部にタオバオへのリンク

 

最近はSNS内での販売が増加

しかし最近ではタオバオへ誘導せず、微博(Weibo)や微信(WeChat)内で販売を行うバイヤーが増えています。
これは微博(Weibo)や微信(WeChat)自体にショッピング機能や決済機能が加わったことが大きな要因です。

こちらは微信(WeChat)内のショッピングモール「微店(WeChat Shop)」。
バイヤー自身がお店を持つことが出来て、WeChatと連動出来ます。
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また微信(WeChat)には送金機能もあるので、メッセージのやりとりだけでも売買を成立させることが可能です。

ドラッグストアや量販店などで商品の写真に撮ったりしながらスマートフォンを触っている中国の方を見たことはありませんか???

あれは微博(Weibo)や微信(WeChat)を使ってリアルタイムに取引をしているのです。

あなたもスーパーで「これ安いけどついでに買おうか???」と家族にLINEで連絡をしたりすることがあると思いますが、まさにそのような感覚で売買が行われているのです。

日本企業がソーシャルバイヤーを活用する2つのメリット

このようなソーシャルバイヤーを日本のメーカーや卸会社が活用するメリットは以下の2つです。

1.既に顧客を持っている

多くのソーシャルバイヤーにはたくさんのフォロワーが居るのでゼロから顧客を開拓する必要がありません。
彼らはフォロワーに対して情報を常に発信し、購買へと繋げています。
そしてトップクラスのソーシャルバイヤーになると月間の売上額は数億円規模になります。

ソーシャルバイヤーにあなたの商品の特性をしっかりと理解してもらい「中国で売れる!」という手応えを掴んでもらえば、ソーシャルバイヤーを起点として中国国内へ商品の情報が拡散し、それが販売へと繋がっていきます。
従って、自社単独で中国市場に進出するよりも短い期間で中国市場への販売を拡大させることが可能になります。

2.面倒な輸出の手続きが不要

海外へ商品を輸出する手続きは非常に面倒です。
しかしソーシャルバイヤーを活用すれば多くの場合、輸出の手続きはソーシャルバイヤー自身が行うため、商品を持つメーカーさんや卸会社さんが輸出の手続きをする必要はありません。
国内販売と全く一緒ですので安心です。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
中国人が日本製品を購入する際に、ソーシャルバイヤーが非常に大きな影響力を持っていることがおわかり頂けたかと思います。
今から中国市場へ自社の商品を拡販する際にはソーシャルバイヤーというチャネルは押さえておくべきでしょう。
実際にソーシャルバイヤーを通じて想像以上に売れている商品がたくさんあります。

弊社ではソーシャルバイヤーのネットワークを活用した商品拡販のお手伝いもさせて頂いておりますので、お気軽にお問い合わせください。

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