こんにちは。イロドリの福島(@maxafuku)です。
<前編>の続きです。
今回はいよいよ国別訪日外国人観光客数ランキング上位の国の月別の訪問者数をみていきたいと思います。
それではどうぞ!
2015年訪日外国人観光客数ランキング1位から8位の国
8位:シンガポール [2015年訪日観光客数 308,800人]
傾向は昨年とほぼ同じです。ただし、2014年は1月より2月の訪日者数が少なかったのに対し、2015年は2月の訪日者数の方が多くなっています。これは春節の日程による影響だと予想され、旧正月が休みになる国では同様の現象が見られます。
またシンガポールは毎年12月の訪日者数が最も多いのですが、2015年の12月の訪日者数は前年よりも大幅に伸びたのがグラフからわかります。
7位:オーストラリア [2015年訪日観光客数 376,200人]
日本と季節が真逆のオーストラリアは毎年12月と1月に訪日者数が伸びる傾向があります。
北海道には良質な雪を求めて毎年多くのスキーヤーが訪れています。
2015年もその傾向は変わりませんでした。
6位:タイ [2015年訪日観光客数 796,700人]
タイも例年と傾向が変わらず特に3月、4月、12月に訪日者数が増えます。
特に4月はソンクラーン(タイ正月)の連休がある為、毎年訪日者が大幅に増えます。
5位:アメリカ [2015年訪日観光客数 1,033,200人]
アメリカも例年の傾向と変化はありません。
2015年は初めてアメリカからの訪日客が100万人に達したことで注目されましたが、その結果通り、昨年よりも訪日者数が大きく増加したことがグラフからもわかります。
4位:香港 [2015年訪日観光客数 1,524,300人]
香港も例年通り7月と12月に訪日者数が増加します。
こちらもグラフを見ると2014年から2015年は大幅に訪日者数が増加したのがハッキリとわかりますね。
3位:台湾 [2015年訪日観光客数 3,677,100人]
2014年は訪日者数が1位だった台湾ですが2015年は3位になりました。
しかし2014年から2015年も大幅に訪日者数は伸びています。
春節の日程による影響で1月と2月の訪日者数は毎年変動がありますが、それ以外は例年通りの傾向です。
2位:韓国 [2015年訪日観光客数 4,002,100人]
2015年6月は韓国の国内で流行したMERS(中東呼吸器症候群)の影響で訪日者数が落ち込みましたが、事態が7月末にほぼ収拾し、その翌月の8月にはその反動からか大幅に訪日者数が増加しました。
これらの影響により、2015年は全体的に例年に比べ起伏が多いグラフとなりました。
1位:中国 [2015年訪日観光客数 4,993,800人]
2015年は「爆買い」が流行語大賞を取るなど、中国人観光客に席巻された1年でした。
訪日者数が1位なのはもちろん、訪日者数がどれほど増加したのかがグラフを見ると一目瞭然です。
例年の傾向から大きな変化はありません。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
9位〜16位の国と同じく1位〜8位の国についても前年と傾向が大きく変わった国は韓国を除いてありませんでした。
しかし、傾向については変動はないものの、訪日者数上位の国は2014年から2015年にかけて大きく訪日者数を伸ばした国が多く、その中でも1位の中国の伸びはグラフにすると改めてそのスゴさを実感することになりました。
全ての国において2014年と比べて月別の推移はほぼ変わらないので、あなたのターゲットをしっかりと定めて準備や仕掛けるタイミングなど年間の戦略スケジュールをきっちりと立てていきましょう!
なお、訪日外国人数の上位16カ国についての様々なデータをこちらで紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
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