2016年の訪日外国人数は2400万人超え! 中国・韓国・台湾・香港で1700万人以上に

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イロドリの今津です。

このたび日本政府観光局(JNTO)から2016年12月の訪日外国人数についての発表がありましたので、その中から抑えておきたいデータをご紹介したいと思います。

前年同月比15.6%増の205万1千人! 12月としての過去最高を記録!

12月単月では前年同月比15.6%増の205万1千人となり、これまでの12月過去最高であった2015年12月の177万3千人を27万人以上も上回り、過去最高を記録しました。

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これで12ヶ月の訪日外国人数が発表されましたが、2015年には1度も超えることがなかった単月200万人を4月、7月、8月、10月、12月と5度も突破した1年となりました。

各国の昨年同月の訪日外国人数との比較

それでは続いては国別での昨年同月(2015年12月)との比較を見て行きましょう。

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総数(薄い赤色の箇所の数字)では前年比15.6%増となりました。

そして中でも注目したいのが昨年同月と比較して伸び率の変化が大きい国(青色の箇所の数字)です。

インドネシアが4万900人(前年比39.5%増)と昨年と比べて30%以上の伸びとなった唯一の国でした。

また、それ以外にも中国が42万7,500人(前年比23.2%増)、香港が18万9,800人(前年比20.6%増)、マレーシアが6万3,300人(前年比25.9%増)、フィリピンが4万1,300人(前年比26.4%増)、ベトナムが1万3,100人(前年比26.6%増)と20%以上の伸びを記録しました。

そして国別では、ロシアとイタリアを除く18ヶ国で12月としての過去最高を記録しました。

なお、国別訪日外国人数の内訳は以下の通りです。

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年間2400万人を突破! 2016年1月~12月の訪日外国人数

続いては2016年1月~12月の合計訪日外国人数を見てみましょう。
下記は2015年同期間と比較したデータとなります。

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総数(薄い赤色の箇所の数字)では前年比21.8%増の2403万9千人となり、日本政府観光局(JNTO)が統計を取り始めた1964年以降で最多の訪日者数となりました。

国別で見るとインドネシアが27万1,000人(前年比32.1%増)と30%以上の伸率となっています。

そしてロシアを除く19ヶ国が年間での過去最高を記録しました。

中でも中国が637万3,000人(前年比27.6%増)と初めて年計で600万人を突破し、昨年に引き続き訪日旅行者数のもっとも多い国となりました。

さらに、韓国が509万300人(前年比27.3%増)と初めての500万人台を、台湾が416万7,400人(前年比13.3%増)と初めての400万人台を記録しました。

この3ヶ国に香港を加えた東アジア4ヶ国の合計は前年比23.1%増の1700万人超えとなりました。

また、欧米豪9ヶ国は前年比17.7%増の295万6千人と300万人に迫る規模となり順調に増加しました。

日本政府観光局(JNTO)はこの要因をクルーズ船の寄港増加や航空路線の拡充、これまでの継続的な訪日旅行プロモーションに加え、ビザの緩和、消費税免税制度の拡充等が増加を後押ししたものとしています。

まとめ

ちょうど1年前に書いたのが2015年の年間データをまとめた以下の記事でした。

2015年の訪日外国人数は1973万7千人!中国人観光客は前年比2倍の490万人超え!
イロドリの小林です。このたび日本政府観光局(JNTO)から2015年12月の訪日外国人数についての発表がありましたので、その中から抑えておきたいデータをご紹介したいと思います。前年同月比43.4%増の177万3千人を記録!12月は2014年の年間を通して3番目に訪日外国人数...

この記事の最後の最後で以下のようなことを書いています。

ついに日本の年間訪日外国人数が1900万人を突破しました!
当初は政府が当初オリンピック開催年の2020年までに2000万人の目標を掲げていましたが、5年も前倒しで目標に近い数字を達成したこととなります。
このままのペースが続けば、恐らく2016年には2000万人の目標は達成できそうです。

しかし、蓋を開けてみれば2000万人突破どころではなく、2400万人と大幅に記録を更新することとなりました。

こうなると、2020年4000万人・2030年6000万人という目標値も達成不可能な数字ではなくなってきましたね。

ただ、ビジネスにおいても売上ばかりを目標にしていては、いずれ無理がきて立ち行かなくなってしまうのと同様に、インバウンドにおいても訪日外国人数ばかりを目標にしていてはいけません。

なぜなら売上(や人数)よりも重要なのは顧客満足度だからです。
高い顧客満足度を保ち続けることが、安定的かつ長期的な利益の最大化に繋がるということは不変の事実です。

インバウンド市場に話を戻すと、例えばアメリカの大手旅行誌で2014年・2015年と2年連続で「世界の人気観光都市ランキング」で1位となった京都市は、2016年に6位へとランクを落としてしまいました。

この旅行誌で明確な理由は語られていないものの、京都市の担当者は「有名な観光地が混雑していることが影響した」と分析しています。

いくら魅力的な観光地や観光施設、テーマパークであっても、キャパシティには限りがあります。
「自分のペースで落ち着いて観光したい」と思っていたのに、人の波に揉まれて慌ただしく見学することしかできなければ満足度が低下するのも致し方ないでしょう。

何よりせっかく長期休暇を使ってリラックスするために日本へ来たのに逆に疲れてしまうようでは意味がありません。
特に欧米系の観光客はその傾向が強いので「混雑による日本旅行離れ」が起きる可能性もゼロではないと思います。

重要なのは目標値を達成したときの顧客(旅行者)満足度です。

日本はどの都道府県を訪れても豊かな自然や充実したインフラ、地域ごとの名産や文化を持つ世界的に見ても珍しい国のひとつです。
どこを訪れたとしても高い顧客満足度を獲得できるポテンシャルが日本にはあるのです。

そう考えると2017年以降のカギとなるのは間違いなく地方です。
リピーターやFIT(個人旅行客)にはどんどん地方を楽しんでもらえるよう、彼らの視点から見た魅力の再発見と構築をし、彼らのライフスタイルに合った手法でPRをしていくことが求められるでしょう。

来月の今頃には2017年の1月の数値が発表されます。
2017年がどんなスタートになるのか今から楽しみです。

日本政府観光局(JNTO)から2016年12月の訪日外国人数が発表されました。年間訪日外国人数が初の2400万人超え、中国人観光客は600万人超えなどポイントをまとめています。

また、各月の訪日外国人数データはこちらにまとめておりますのでぜひご活用ください。
にまとめておりますのでぜひご活用ください。

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