イロドリの小林です。
以前、タイ人に人気のスイーツに関する記事を紹介いたしましたが、大きな反響をいただきました。
そこで今回は台湾にスポットを当て、弊社が運営する訪日外国人観光客向け大阪観光ガイド「BATTEA」を利用した台湾人ユーザーが検索しているキーワードについてご紹介したいと思います。
タイ人に人気のスイーツキーワードを知りたい方は、まずはこちらからどうぞ。
台湾についての基礎知識をおさらいしましょう
まずインバウンドマーケティング(訪日外国人観光客の集客)をする上で知っておきたい台湾に関する基本的なデータをご紹介します。
●2014年の国別訪日外国人数は堂々の1位
●訪日者数の増加傾向は2012年から2013年が50.83%増、2013年から2014年が28.00%増と堅調な伸び
●2014年に訪日した月のベスト3は7月、10月、5月(2014年だけで見ると5月が1位) ※詳しくはこちら
●人気都道府県トップ5は東京、大阪、京都、千葉、北海道
●平均宿泊日数は5.1日
●1泊あたりの平均消費額は24,558円(上位16カ国中4位) ※詳しくはこちら
●1泊あたりの平均飲食費は14,391円(上位16カ国中10位) ※詳しくはこちら
●SNSはFacebook、モバイルメッセージングサービスはLINEが人気 ※詳しくはこちら
●使用言語は中国語(北京語)、台湾語 ※詳しくはこちら
台湾は基本的に親日国であり、距離も近いことから多くの方が観光で日本へ訪れています。
また、以前に下記の記事でもご紹介しましたが、台湾は1人あたりのGDPがあまり高くない中で、たくさんの人が日本へ訪れてくれている国であるということが言えます。
そんな事もあり、弊社にも「台湾人観光客に何とか足を運んでいただきたいのですが…」というご相談をいただく機会が日に日に増えているのも事実です。
調べてみると興味深いキーワードをいくつか発見
まず、このデータはGoogleウェブマスターツールを使って、台湾の方々がどんな検索キーワードで「BATTEA」に流入して来たのかを調査したものです。
BATTERAで配信している記事はMのランチさん、かんみ♪のたべたべ日記さん、スイーツレポーターちひろのおいしいスイーツセレクションさんとコラボしたレストラン情報が約8割、残り2割は大阪の観光スポット、旅行のハウツー、大阪の最新ニュースなどの記事なので、前提としてレストランに関するキーワードの比率が高くなります。
それを踏まえた上で、まずは検索回数が大きく伸びたキーワードをご紹介したいと思います。
ただ、Googleウェブマスターツールで変動率を見ることが出来るのは「過去30日間のデータ」と限られていますので、データ期間は2015年3月25日〜2015年4月21日の約1ヶ月間のものとなります。
増加率トップのキーワードは「予約 日本語」
ここのところ台湾からの検索流入が増えているのがレストランを日本語で電話予約する方法の記事です。
そして面白いのがこの記事を検索して読みに来ているのは「ほとんどが台湾人」という点です。
英語や中国語(中国本土)、タイ語で「予約 日本語」といったキーワードで検索しているユーザーはあまりいません。
それだけ台湾人が日本旅行に慣れて来ており、よりローカルなお店に行きたいというニーズが高まっている結果かもしれません。
それでは続いては検索回数の多いキーワードを見てみましょう。
検索回数トップはナゼか「めはり寿司」
この期間で見てみると、検索回数トップのキーワードは「めはり寿司」です。
しかも2位のキーワードに2倍以上の差を付けてのトップです。
これについては調べてみたのですが、今のところ答えを見つけることはできませんでした。
もしかするとテレビの日本旅行特集などで「めはり寿司」が紹介されたのかもしれませんね。
その他の上位キーワードはスイーツ系が独占
「めはり寿司」以外のキーワードを見てみると、スイーツ系のキーワードが非常に多いことが分かります。
2位 ストロベリーケーキ
3位 エクレア
4位 スコーン
5位 パンケーキ
6位 (グリコの看板)
7位 (予約 日本語)
8位 モンブラン
9位 ワッフル
10位 (デミグラスソース)
※()はスイーツ系以外のキーワード
タイ人もスイーツ系のキーワードが多かったですが、台湾人にも日本のスイーツが人気のようです。
スイーツ店の方は自信を持って外国人観光客へPRして行きましょう!
もしかするとそこから火が点いて「台湾へ出店!」なんていう事もあるかもしれません。
意外とニーズの高いキーワード
検索キーワードのデータを見ていると、あるキーワードがニーズが高いことが分かりました。
それは「早餐」というキーワードです。
「梅田 早餐」「大阪 早餐」「鬆餅 早餐」「法式吐司 早餐」
などといった組み合わせで検索されています。
勘の良い方はお気づきもしれませんが、このキーワードは「朝食」です。
先ほどのキーワードを日本語にすると、
「梅田 朝食」「大阪 朝食」「マフィン 朝食」「フレンチトースト 朝食」
となります。
これも台湾の方が特に検索しているキーワードです。
台湾は外食文化が盛んなため、朝食も外で食べるというのが当たり前なんだそうです。
気になったのでGoogle トレンドで「早餐」というキーワードが日本でどれくらい検索されているのか見てみました。
2014年頃から大きく伸びてきているのが分かりますね。
台湾人観光客の方々が朝食提供しているお店の情報を求めているのは間違いないようです。
日本はチェーン店以外で朝早く開いているお店は意外と少ないですよね。
もしあなたのお店に朝食メニューがある場合は、ホームページやトリップアドバイザー上で台湾人の方に向けて朝食メニューをPRされることをオススメします。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
検索キーワードはユーザーが自分の意志で情報を得る為に使っているとても貴重な情報です。
各国のニーズキーワードやトレンドキーワードを素早くキャッチし、あなたのウェブサイトに反映させることで効率的な集客を目指しましょう。
弊社では今回ご紹介した様なデータや実績を元に外国人観光客の集客支援をしております。
何かお困りのことや気になることがございましたらお気軽にお問い合わせくださいませ。
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