ツナガル×イロドリ「訪日外国人向けインバウンドPRセミナー」開催報告

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イロドリの小林(@hidekobayan)です。

近年の外国人観光客の急増に伴い多言語メニュー作成やWi-Fi環境の整備など、基本的な外国人観光客の受け入れ施策対応が進んでいる企業様も多いかと思います。
受け入れ体制が整った後は「より多くの外国人観光客を集客するためのPR施策に力を入れたい」と思われますよね。

そこで2015年10月28日(水)にグランフロント大阪北館タワーにて中国・台湾・香港を中心としたPRサービスを提供されているツナガル株式会社様によるインバウンドセミナーが開催されました。

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そしてそのセミナーにて弊社代表福島も講師として登壇の機会をいただきましたので開催レポートをお届けします。

中国人観光客へのPRは訪日前にリーチできるかどうかで勝敗が決まる(ツナガル 渥美氏)

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まずはツナガル株式会社の渥美氏から「口コミを中心とした、訪日中国人観光客への集客施策」についてお話いただきました。

渥美氏は過去に勤めていた日本のとある上場企業の中国進出にあたり上海・北京で5年間、現地法人代表として駐在した経験を持つスペシャリストです。
これまでに日系企業の中国進出サポートやコンテンツライセンス販売などを展開した経験を多数お持ちなので信頼は折り紙つきです。
渥美氏がこれまでに培ってきた経験と現地で築いてきたネットワークを活かして日本企業の中国人向けPRの企画立案から実施、効果検証まで一気通貫でサポートをしてくれるのが大きな魅力となっています。

口コミが中国人観光客に与えている影響について

まず渥美氏は旅行出発前・出発後ともにインターネット上で口コミ情報を中心とした情報収集を行っているというデータを紹介。
その中でも特に「旅行前」の中国人観光客に良い形で接点を持てることが重要だと渥美氏は語りました。

その理由は中国人観光客が旅行前に作成しているという「観光ルートや買い物リスト」です。
ここに入れるかどうかで勝敗が決まると言っても過言ではないそうです。

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PR戦略の上で訪日前の中国人観光客の各アクションに対して最適なコンタクトポイントを作れるかどうかが鍵となるため、その辺りを初期段階で設計し、インバウンドPRに関わる全員が意識共有することが重要だと渥美氏は語りました。

SNSや旅行・観光メディアを活用してPRし、受け皿となるページも用意

では口コミ施策はどの様に実施して行くべきなのか?
「微博(Weibo)、微信(WeChat)、旅行・観光メディアを活用して情報拡散を行い、最終的には自社アカウントのフォロワーに繋げたり、受け皿となるランディングページをしっかりと用意することが重要になる」と渥美氏。

また、施策を行う際は具体的にターゲットを決め、そのターゲットにとって価値のある情報を確実に届けることが重要とのことでした。

その後は実際に微博(Weibo)、微信(WeChat)、旅行・観光メディアを活用した口コミ施策の「インフルエンサーマーケティング」や観光地や商業施設にブロガーやメディアを呼んでSNSやメディアで情報発信してもらう「ファムトリップ」の実施事例の数々が紹介されました。

口コミ拡散の事例はもちろん、中にはある電化製品を中国へ送って実際の使用体験をSNSに投稿してもらうという施策も。
PR施策を実施する際は必ずツナガルが間に入って中国の代理店やプランナーとやり取りをしてくれるため、広告主も安心して任せられる用意されています。

また渥美氏は「インバウンドのPR施策はKPI設定や効果検証が難しいため、コスト面での心配される企業様が多いのも事実です。だからこそ最初は小さくテストマーケティング的にスタートし、設定したKPIを達成できたら次のステップへ進むという長期的な視点を持てる企業様が成果を上げています。」と語られていました。

訪日中に活用できる集客や効果検証のツールとして期待できるものが増えて来た(イロドリ 福島)

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続いて弊社代表福島が「関西の企業におけるインバウンドマーケティングの取り組み事例と最新ツール」についてお話しました。

インバウンドに依存し過ぎないように促すことも重要

まず最初に弊社が支援中の飲食店、商店街、量販店の3つの事例が紹介されました。

・データや企業ニーズに基づいた明確なターゲット設定
・多言語メニューやサイトの作成
・Wi-Fi環境の整備
・SNSの口コミ拡散の仕組み作り
・口コミ系メディアの口コミ獲得施策
・外国人向けメニュー開発や試食会開催
・現地旅行代理店と連携したオリジナルツアー企画
・現地向けPR戦略

などの受け入れ体制の強化や企画、PRなどの施策を通して

■飲食店の場合
取り組み前はほぼゼロだった外国人観光客の来店が個人旅行者を中心に1日10組以上来店するお店へと成長

■商店街の場合
昨年1年分のクチコミ数をたった2ヶ月で突破

■量販店の場合
中国人と香港人の富裕層にターゲットを絞り2016年1月に約250人の中国人・香港人観光客を集めた即売会ツアーを開催予定

と着実に集客に繋がっている事例を紹介。

福島は「大切なのはターゲットを明確にすること。そして日本人の視点で施策を考えないこと。最後に地道なことを愚直に実施するのが一番効果が期待できる。」という3つが重要なポイントであると述べました。

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また、すべての事例において共通していることとして「集客支援を進めて行く上でクライアントに対してインバウンドに依存し過ぎないように促すことも重要だと考えています。」と福島。
まずは日本人のお客様と向き合いながらプラスオンでインバウンドの売上を作って行くのが理想であり、そうすることで結果的に政治や世界経済などの情勢の変化によるリスクマネジメントにも繋がると述べました。

実店舗の効果検証が可能になる画期的なツール

次に2つの最新ツールを紹介しました。
まず1つ目のツールが「Walkinsights(ウォークインサイト)」です。

これは実店舗でこれまで大きな課題であった「入店率や滞在時間、滞在場所や新規顧客とリピーター率などのデータ検証ができない」という問題を解決できる画期的なツールです。

Walkinsights(ウォークインサイト)は独自のセンサーを店内に取り付けるだけでWi-FiがONになっているスマートフォン端末からパーソナルデータ(個人情報にあたらないデータ)を取得することができるツールです。
それにより、

・店の前を歩いている通行者数
・通行者が店に入店した入店者数
・入店者数から店内に滞在した滞在者数

などを新規、リピーターで分けて計測することが可能です。
また、国籍の分析も可能なため、

・国籍の分布を把握した上でのPR施策の立案
・国内外向けのPR施策を実施した後の新規顧客数の増加率の検証
・店頭ディスプレイの変更などによる入店率の検証

など、これまで感覚値や総売上、クーポン回収件数などでしか検証できていなかった実店舗の効果検証が可能になる画期的なツールです。
現在弊社でも既に大阪市内のいくつかのサービス店に設置予定となっており、「さらに深掘りしたPR施策立案や効果検証に繋げて行きたい」と福島は述べました。

目の前に歩いている中国人観光客を入店を促すことができるツール

2つ目は中国版LINEである微信(WeChat)のシェイク機能とビーコンセンサーを使ったPRツールの紹介です。

こちらは現在弊社でサービス化に向けて動いているサービスの1つです。
微信(WeChat)に連携できるビーコンセンサーを店頭や店内に設置することで、微信(WeChat)を利用している中国人観光客のスマートフォンに対してダイレクトで情報を配信することが可能になります。
もちろん誰に対しても送れる訳ではなく、微信(WeChat)のシェイク機能という機能を活用します。
流れとしては以下のような流れになります。

1. 幅5センチ、高さ2センチ程度のセンサー(電池式)を設置
2. WeChatアプリでシェイク画面を起動(BluetoothがON、ネット通信環境必須)
3. センサーから端末にURLを送信
4. ユーザーはクーポンや施設案内ページなどを開くことができる

といった形で販促ツールとして活用することができます。
微信(WeChat)は総アカウント数は11億人以上で月間アクティブユーザーは5億人以上のとてつもないサービスです。
そのプラットフォームを上手く活用して来店促進、アップセル、クロスセルに繋げることを目的としています。

福島は「最近ご相談いただく企業様からは「店の前に毎日のように外国人観光客が歩いているのは分かっているが、なかかな入店してもらえないのでどうしたら良いか?」という相談を多数いただくとした上で、「微信(WeChat)のシェイク機能でゲーミフィケーション的な要素を取り入れながら中国人観光客にとって魅力的なクーポンを組み合わせて行くことで上手く集客や単価アップに繋げて行けるはず。」と述べました。

また、「現在あるクライアントとテスト導入の話が進んでおり、いずれ実績としてご紹介できるかと思います。」として講演を締めくくりました。

まとめ

今回のセミナーでは広告代理店やメーカー系の参加者の方が多かったため、「外国人観光客向けのPR施策」について興味を持たれている方が非常に多かった印象です。
特に広告代理店の方はクライアントの要望に対して「KPI設定や効果検証の方法をどうするのか?」について悩みを抱えられている方もおられ、渥美氏からも「そこは難しい問題なので、最終的にはクライアントと一緒になってトライ・アンド・エラーを繰り返して行くしかない。だからこそ大きな予算をいきなり投入せず、テストマーケティングを継続することが大切です。」とアドバイスされていました。

今後も訪日外国人観光客が増えて行くことが見込まれている中で、どの様に自社の店や商品に導線を引くかがさらに重要になって来ます。
弊社もそのノウハウと実績を積み上げながら、今回の様な場で情報共有できるよう努めて参ります。

また、訪日外国人観光客へのPR施策をご検討の方はツナガル株式会社もしくは弊社までお問い合わせくださいませ。

口コミマーケティングを活用した訪日外国人観光客向けPRなら「ツナガル株式会社」
info@tsunagaru.co.jp

訪日外国人観光客の受け入れ体制強化やWalkinsights(ウォークインサイト)、ビーコンセンサーを活用したPRなら「株式会社イロドリ」
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