イロドリの小林です。
このたび日本政府観光局(JNTO)から2016年2月の訪日外国人数についての発表がありましたので、その中から抑えておきたいデータをご紹介したいと思います。
2015年7月に次ぐ単月記録を樹立!その数なんと189万1千人!
春節(旧正月)で今年も注目を集めた2月ですが実際の数字はどうでしょうか?
2016年1月が2015年7月に次ぐ単月最高を記録しましたが、なんと2月はそれを4万人近く上回る189万1千人となり、過去2番目の単月記録となりました。
前年同月比は36.4%となり、1月の52.0%と比べると伸び率は鈍化したものの前年から50万人以上増加しました。
日本政府観光局(JNTO)はこの増加要因を、1月に引き続きアジア地域の旧正月休暇中における訪日旅行需要の増加が挙げられるとしています。
また、継続的な訪日旅行プロモーションや、航空路線の拡大、燃油サーチャージの値下がり、円安による割安感の定着も、引き続き訪日旅行者数の増加を後押ししているとも付け加えています。
各国の昨年同月の訪日外国人数との比較
それでは続いては国別での昨年同月(2015年2月)との比較を見て行きましょう。
総数(薄い赤色の箇所の数字)では前年比36.4%増となりました。
中でも注目したいのが昨年同月と比較して伸び率の高い国々(薄い青色の箇所の数字)です。
韓国が49万800人(前年比52.6%増)、マレーシアが2万9900人(前年比55.2%増)、ベトナムが1万7600人(前年比85.5%増)と昨年に比べて50%以上の伸びとなっています。
ちなみにベトナムが大きく伸びたのはテト(旧正月、2月6日~14日)を迎えたことが大きな要因とされています。
そして注目の中国は49万8900人(前年比38.9%増)でした。
また、ロシアを除く16市場が2月としての過去最高を記録しました。
なお、国別訪日外国人数の内訳グラフは以下の通りです。
2016年1月〜2月の訪日外国人数
続いては2016年1月〜2月の合計訪日外国人数を見てみましょう。
下記は2015年同期間と比較したデータとなります。
総数(薄い赤色の箇所の数字)では前年比43.7%増となりました。
国別で見ると中国が97万3900人(前年比66.4%増)、マレーシアが4万9700人(前年比57.4%増)と高い伸び率となっています。(薄い青色の箇所の数字)
マレーシアは1月に続き高い伸び率をキープしており、今年の注目国の1つとなりそうです。
2016年3月の訪日外国人数予想
日本政府観光局(JNTO)は2016年3月について、イースタ―休暇や桜シーズンの到来により、訪日旅行需要の増加が期待されるとしています。
まとめ
2月も1月と同様に年間を通して訪日外国人数の少ない月ですが、蓋を開けてみれば過去2番目の結果となりました。
・1月〜2月の累計数は前年比43.7%増
・2016年2月は中国からの訪日客がトップ
・マレーシアが1月に続き高い伸び率をキープ
など、ポイントを抑えておきましょう!
また、各月の訪日外国人数データはこちらにまとめておりますのでぜひご活用ください。
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