イロドリの小林です。
今年のテーマのひとつに「台湾人スタッフと一緒に何か商品を開発する」というものがあります。
とは言え、どんな商品なのかはまだ分かりません。
雑貨かもしれないし、日用品かもしれないし、化粧品かもしれないし、食べ物かもしれない。それどころか無形サービスという可能性だってあります。
そのため、最近のミッションはもっぱら「社内にいる20代の台湾人女性たちを知る」なのですが、これが実に面白い!
台湾人向けブログの「女子社員 – 日本忙什麼?」や「YouTubeチャンネル」の運営をしてくれているイマドキ台湾女子たち
そんな彼女たちとやり取りしていると、日々新たな発見があります。
「日本人と台湾人は価値観や考え方が似ている。だから日本と台湾は関係が良いんだ」と思っている方も多いかもしれませんが、実はそれは早合点だったりします。
当たりまえですが、育った場所も違えば言語も違い、文化や価値観も違うので、あらゆる面で「違い」があります。
彼女たちから毎日のようにその「違い」を学んでいるのですが、その学びを「自分たちだけの資産にするのはもったいない」と感じはじめました。
そこで、それらの学びを備忘録も兼ねて書いていくことにしました。
その結果、ひとりでも多くの人が台湾に興味を持ってくれたり、台湾人を理解することにつながってくれればいいな〜、という想いもあります。
今回はそんなシリーズの第一弾。
前置きが長くなってしまいましたが、今回のテーマは「スマホケース」です。
彼女たちに話を聞くと、どうやら「イマドキの台湾人女性が絶対に選ばないスマホケースのタイプ」なるものがあると言うのです。
小林さん、私たちは「あのタイプ」のスマホケースだけはゼッッッッッッタイに使わないですよー!
まさかそこまで言い切るとは(笑)
それは一体、どんなタイプなのでしょうか?
スマホケースの3つのタイプ
まずはスマホケースのタイプを整理しておきましょう。スマホケースには大きく分けて3つのタイプがあります。
1. カバー型
もっともベーシックなタイプが、この「カバー型」でしょう。
形がシンプルなので、スマホが必要以上に大きくなることもなく、価格も手頃な傾向にあります。
男性向けのシンプルなデザインのものから、女性向けのカワイイデザインのものまで、幅広くラインナップされている印象ですね。
2. 手帳型
続いては「手帳型」です。
女性から圧倒的な人気を誇っているタイプです。
カワイイ手帳のようなデザインということはもちろんですが、「周りの人からスマホを見られたくない」というのも手帳型を選ぶ理由のひとつとなっているようですね。
また、内側には「カード入れ」が付いているものが多く、定期券や交通系ICカードを入れておけば財布を出すことなく改札を通れるという機能性も兼ね備えているため、最近では男性でも手帳型を使う人も少しずつ増えてきているように感じます。
3. バンパー(フレーム)型
最後は「バンパー(フレーム)型」です。
バンパー(フレーム)型の特徴はとにかく「シンプルさ」です。側面のみしか覆わないので、ケースを装着することでスマホがサイズアップしてしまうのを最小限に抑えることができます。
とくに「Apple信者」と揶揄されるようなApple製品好きの人は、「この美しいiPhoneをできるだけ隠したくない」と考える人も多いですよね。
そんな人たちからもバンパー(フレーム)型は人気です。
さて、以上がスマホケースの3つのタイプです。
この中でイマドキの台湾人女性たちが「ありえない」と考えているタイプはどれでしょうか?
この問題をクイズにしてみましたので、ぜひあなたの考えがあっているかどうか確認してみてください。
あなたもこのクイズに答えてみよう!
さて、あなたの結果はどうでしたか?
その理由とは……?
彼女たちは3人とも口を揃えてこう言います。
手帳型だけは本当に「ない」ですね……
日本人女性から圧倒的な支持を受けている「手帳型」が……
そう言われてみたら台湾人に限らず道行く外国人観光客には手帳型を使っている人が少ない。
ただ、それがまさか全力で拒否していたとは思っていませんでした。
一体なぜ?
さらに彼女たちに話を聞くと、その「NGっぷり」が分かってきます。
台湾の若い女性で手帳型を使っている人って見たことないですよ。
日本で「スマホケース買いに行こ〜♪」って思っても、手帳型ばっかりでいつもガッカリするんです。結局まだ新しいケースを買えてません(苦笑)
私も一緒です(笑)
とにかく頑なに手帳型を拒絶しています(笑)
でも、いくら口では「ない」と言っていても、特別なデザインであれば話は別なのでは? と思い、こんな質問をしてみました。
えっ、でもさ。
例えばディズニー好きの人ならディズニーデザインの手帳型スマホケースが「あり」になったりしないの?
すると彼女たちは、
いえ、それでも手帳型なら買わないです。
手帳型だけは本当に「なし」なんです……
と言います。
「え〜! そうなの!?笑」と盛り上がっている時、ふと社内の日本人女性スタッフに目をやると、何やら気まずそうな顔をしていました。
そして彼女の手元を見ると、なんとその手に「ミッキーマウスが描かれた手帳型スマホケース」が……
彼女のあの表情は一生忘れることができそうにありません……
話を戻しますが、とにかくイマドキの台湾人女性からすると、手帳型のスマホケースは「ありえない」ようです。
そして、気になるのはその理由です。
「なんで?」と聞くと、すぐさまこんな答えが帰ってきました。
えっ、それは……
「中年」っぽいからです……
話を聞くと、台湾で手帳型のスマホケースを使っているのは圧倒的におじさま、おばさま世代が多いそうです。
おじさま、おばさま世代の人達は、スマホが守れて、中にカードも入れられる手帳型が大好きなんだとか。
その結果、「手帳型はおじさん、おばさんが使うもの」というイメージができあがってしまったそうです。
そこで気になるのが「手帳型を使っている日本人女性を見てなんとも思わないのか?」という点です。
そこについては、
それは何も思わないですよ!
日本の女性は手帳を持ってる人が多いのは知ってますし、日本の女性が好きそうなデザインですからね!
それに日本の女性は「周囲の人にスマホを見られたくない」っていうプライバシー面の理由もありますよね?
台湾人女性はあまりそういうのは気にしないですから(笑)
と教えてくれました。
じゃあ、どんなスマホケースが好きなの?
彼女たちのスマホケースを見せてもらうと、全員が「カバー型」を使っています。
どうやら周りの友人もカバー型を使っている人が圧倒的に多いようです。
さらに彼女たちに「カバー型の中でも惹かれるポイント」を聞いてみました。
すると、
惹かれるのは可愛くて機能的なケースですね!
と教えてくれました。
例えばこれ。
これはシュが実際に使っているスマホケースですが、背面にカバーが付いていて、カバーを開くと「鏡」と「カード入れ」があります。
女の子からすると、この2つの組み合わせはかなりポイントが高いそうで、台湾に一時帰国したときも友逹から「そのケース超いいじゃん!」と大好評なんだとか。
そんな彼女たちが「これいいね!」「欲しい!」「私も!」と盛り上がっていたのが、こちらのスマホケース。
鏡はないですが、デザインが可愛くて種類も豊富、そしてスライド式のカバーを外すと中にカードを収納できるようになっている点がGoodとのこと。
たしかにいいですね、これ。
また、手帳型嫌いの彼女たちも「背面が手帳型」であれば、なんと「あり」になるんだそうです(笑)
例えばこれ。
これはカバー型のケースですが、背面が手帳型になっていて、カードを複数枚入れることができて、鏡付き。さらにスマホの縦置きや横置きもできます。
これは便利な機能もたくさんあって、デザインもオシャレなので最高です!
背面手帳なら私たちもOKですし(笑)
こういうスマホケースがもっと増えてくれたら嬉しいですね〜♪
また、お出かけする時や旅行の時はこういうスマホケースを持っていきたいんだとか。
たしかにこれなら持ち運びもラクだし、旅先でも気軽にセルフィーできますね!
と、いうことで今回は「イマドキの台湾人女性は手帳型のスマホケースを使わない」という情報をお伝えしました。
ちなみに他の国のスマホケース事情も簡単に調査してみました。
20代の中国人女性に「手帳型のスマホケースってどう?」と聞くと、少し言いにくそうな表情で「ダサいからイヤです……」と答えてくれました(笑)
また、現在韓国に留学中のインターン生に韓国の事情を聞いたところ、韓国人女性もほとんどカバー型を使っているとのこと。
さらに先日タイへ行った際にクアラルンプール空港でいろんな国の人のスマホケースをチェックしてみましたが、若い人は圧倒的にカバー型が多かったです。
手帳型を使っていたのは年配の方だったり、ムスリムの方が多かった印象です。
そう考えると世界的に見れば日本がマイノリティなんでしょうね。
また、欧米人はカバーなしで使っている人も多いので、彼らからするとカバーを付けていること自体が不思議なのかもしれません。
それにしてもこれほど手帳型が「なし」と考えられているとは思いませんでした。
さて、今回の情報は以上となります。
また面白い情報をキャッチできたらご報告できればと思います。
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