訪日外国人観光客は今後15年で更に2倍の3000万人!? それを実現する5つの要素!

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こんにちは。イロドリの福島(@maxafuku)です。
春節の休暇が終わっても大阪の街には相変わらずたくさんの外国人が来ています。
そして3月下旬から4月上旬には桜を見るために更にたくさんの外国人観光客が来るでしょう。

今でも大阪のミナミを歩いていると「すごく増えたなー!」と感じる外国人観光客ですが政府はこれを更に今後15年で倍にする目標を掲げているって知っていましたか?

【追記:2016年1月5日】
ついに政府による目標の引き上げが発表されました。

政府が2020年の訪日外国人観光客数目標を3000万人へ引き上げ!その時日本経済はどうなるのか?
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とは言え、3000万人を達成するためには様々な課題も山積みです。

2020年 外国人観光客数3000万人達成のための5つの課題
こんにちは。イロドリの福島(@maxafuku)です。以前は訪日外国人観光客数が3000万人になった世界のことを想定してみました。インバウンド消費額が与える日本経済へのインパクトの大きさや地方都市にチャンスが到来する可能性など明るい未来がたくさん見えて来ました。しかし本当に2020年の訪日外国人観光客数目標3000万人を達成することは可能なのでしょうか?数値的には不可能でないことはこちらの表でも紹介しましたが、実際にそれを達成する為には様々な課題があります。この課題を把握しておくことで、外国人観光客を多く受け入れる...

さらには4000万人の目標案も出て来たりと、今後の動向からも目が離せません。

2020年の訪日外国人観光客数目標が4000万人へ!?日本はドイツを抜きイタリアに迫ることができるのか
こんにちは。イロドリの福島(@maxafuku)です。先日2015年10月の訪日外国人数が発表され、1月〜10月の累計で1631万人となり、このままいけば年間1900万人を超える見込みとなりました。日本政府はこれを受け2020年に2000万人としてきた目標の上方修正する方向で検討に入りました。なんと4000万人超をめざす案も浮上してきているようです。GDP600兆円へ政策肉付け 政府、訪日客目標4000万人案も  :日本経済新聞果たして年間訪日外国人数4000万人は実現可能な数字なのでしょうか?そして実現した場合、どんなことになるのでしょうか...

2020年に2000万人、2030年に3000万人が目標

日本政府は東京オリンピックが開催される2020年に訪日外国人観光客数を2000万人とし、更に10年後の2030年には3000万人にするという目標を掲げています。

訪日外国人、2030年に3000万人目標 観光立国推進閣僚会議 – SankeiBiz(サンケイビズ)

グラフにするとこんな感じになります。
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2030年には訪日外国人旅行消費総額が4兆円!?

今年2015年の訪日観光客数の予想が1500万人なのでもし実現すればあと15年でちょうど2倍になる計算です。
すごく乱暴に想定してみると、つい先日話題になった中国人の爆買いも2倍の規模になるということです。(その頃には中国の経済状況や趣味趣向も変わっているはずなので今のような爆買いは減っていると思いますが・・・)
来る人が2倍になれば消費されるお金もそれに近くなると思います。
ちなみに2014年の訪日外国人旅行消費総額がなんと2兆305億円でした。

訪日外国人、最多1341万人 2兆300億円を使う:朝日新聞デジタル

これが倍になるとなんと4兆円です。

現在でも観光客が増えたことにより大手百貨店や小売店の売上は確実に伸びています。

訪日中国人の「爆買い」効果は1000億円超? 百貨店売上高の4分の1 – ライブドアニュース
2015年2月18日(水)から2月24日(火)までの1週間、中国では春節(旧暦の正月)の大型連休があった。大型連休中、訪日中国人の「爆買い」効果によって、日本の小売り各社の売上高は大きく伸びた。
たとえば高額品を扱う百貨店では、訪日客向けの売上高が前年比で2~4倍まで急増したという。100万円以上もする高級腕時計やブランドのバッグをいくつも買う中国人客もいた。また、コンビニエンスストアやディスカウントストアでも免税売り上げが前年比2~6倍に伸びた。日用品を扱うスーパーでも免税売上高が前年比で1割以上増えたという。

これが更に倍に増えるとなるとものすごい経済効果だと思います。

3000万人が達成可能かどうかは今後の取り組み次第かと思いますが、少なくとも今後も外国人観光客が増えるであろう5つの要素をご紹介します!

今後も観光客が増える要素

ビザ要件の緩和

日本政府は2013年にタイ、マレーシアからの渡航者に対してのビザの免除措置を開始しました。
そして2014年にはベトナム、フィリピン、インドネシアからの渡航者に対してのビザ要件を緩和。2015年に入って中国からの渡航者に対してのビザも緩和しています。

これらはいずれも一定の成果をあげており、今後も戦略的に緩和や免除などを行っていくと予想されます。
私にはマレーシア人の友人が居ますが、やはりビザが免除になってから一気に日本が身近になり先日は親戚一同で来日していました。

LCC(格安航空会社)の就航

関西国際空港には現在国際線のLCCが12社就航しています。
LCCが日本の空港と各国の都市を結ぶ路線を就航することはそれだけ日本旅行が身近になるということです。
2014年エアアジアXは関空 – バンコク便を就航し、更に2015年の5月から新千歳 – バンコク便を就航します。
その他の格安航空会社も今後日本と各国を結ぶ路線を就航予定です。

日本旅行ブーム

2014年に日本政策投資銀行が行ったアジア8地域で行った調査によると旅行したい国・地域として「日本」と回答した人が55%とトップでした。
この調査は、韓国、中国、台湾、香港、タイ、シンガポール、マレーシア、インドネシアの8地域で行われ、韓国を除く全ての国で1位という結果でした。
タイではハネムーンの旅行先に日本を選ぶカップルが多く、今後も更に多くの人が来日するでしょう。

カジノの誘致

こちらについては様々な懸念事項がありまだまだ議論が必要ですが、うまくいっているシンガポールなどの例ではカジノのおかげで観光客数も伸びました。

オリンピック開催

5年後に東京オリンピックが開催されます。
やはりこれはすごいチャンスです。世界中からたくさんの人が日本を訪れます。
ここで日本を訪れた外国人をしっかりと迎えることが出来ればその何割かの方々は必ずリピーターになってくれると考えています。
そうなれるよう今からしっかりと準備を進めていくことが重要です。

まとめ

・政府は訪日観光客数を2020年に2000万人、2030年に3000万人とすることを目標としている。
・2014年の訪日外国人旅行消費総額は2兆305億円。3000万人を達成するとこれが4兆円になるかも知れない。
・今後も「ビザの要件緩和」「LCCの新規路線就航」「日本旅行ブーム」「カジノの誘致」「オリンピック開催」など訪日観光客が増える要素がある。

この5つの要素の中でもやはり「東京オリンピック」は千載一遇の大チャンスです。
2020年に向けて今から準備を進めてしっかりとノウハウを貯めていきましょう!

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