はじめまして!10月からイロドリで働くことになった今津です!
私は、青年海外協力隊で2013年7月から2年間、中央アジアにあるキルギスという国に住んでいました。
突然ですが、みなさんキルギスという国をご存知でしょうか?
よく「キリギリス?」と聞き返されたりするんですが、日本と同じアジアにある国なんです。
日本に帰国し、次はどんな仕事をしようか悩んでいました。
今までは自分自身が海外に行くことで異国の文化に興味を持ち、刺激を受けてきました。
海外生活の中で、日本の文化に興味を持っている外国人たちが非常に多いと感じ、帰国後は
「日本の魅力を、大阪の魅力を、海外の人たちに伝える。」
そんな仕事がしたいと考えているときに、弊社代表の福島や小林と出会い、イロドリのビジョンに共感し入社することになりました。
今まで記事執筆の経験がないので読みにくい文章だと思いますが、ぜひ最後までお付き合いいただけますと幸いです。
記念すべき私のデビュー記事は2015年10月14日に株式会社テラオカ様主催のセミナー報告レポートとなります。
そのセミナーにて弊社代表の福島が飲食店様向けに「今日から出来る飲食店の外国人観光客対策」についてお話させていただきました。
株式会社テラオカ様はPOSレジ、タッチパネル券売機など飲食店の業務全般のサポートをされています。
最近、クライントの飲食店様から、
「外国人観光客ってどうしたら集客できるの?」
「店の前にはたくさんの外国人観光客が歩いているけど、どうしたら店に入って来てもらえるの?」
「外国人客が増えてきたけど、どうやって対応したらいいの?」
といった要望が増えて来ているそうです。
それを受けて今回のセミナーを開催することとなったそうです。
2014年1,340万人!2020年には2倍以上の3,000万人の外国人観光客が日本へ!?
まずは訪日外国人観光客数に関する基本的なデータについてです。
2015年の訪日外国人観光客数は1,900万人と見込まれており、2013年からたった2年で約2倍に成長しています。
政府は2020年に2,000万人の外国人観光客数の目標を掲げていますが、早ければ2016年にも達成する勢いです。
このままのペースで行くと2020年には3,000万人の突破も夢ではありません。
それにともない訪日外国人観光客の消費市場も急拡大しています。
2013年には1兆4,167億円だった消費市場は2014年には2兆278億円と43.1%増となりました。
仮に訪日外国人観光客数が2020年に3,000万人を達成した場合、消費市場はなんと4兆円以上となります。
ちなみに2014年の全消費額のうち20%が飲食費となっているため、それをそのまま当てはめると2020年には約8,000億円以上となることが予想されます。
あなたのお店に合うターゲットはどこの国のどんな人?
「外国人観光客」と聞くとテレビでも話題の中国人観光客を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
でも実は、「爆買い」をしている中国人観光客の60%以上は団体旅行で日本へ訪れているため、旅行コースが決まっており、とにかく自由行動できる時間がありません。
もちろん食事をする場所も事前に決まっています。
そのため、外国人観光客集客に取り組むなら個人旅行客にターゲットを絞るのも一つの手です。
さらに、外国人観光客といっても国や旅行スタイルも様々なので、お店に合ったターゲットを明確にすることでやるべきことが見えてきます。
ちなみに弊社では無料メルマガ登録特典として、様々なデータに基づいて作成した「たった10個の質問に答えるだけであなたがターゲットにすべき国が分かる診断ツール」を無料公開しておりますので、今すぐこちらからゲットしてみてください。
また、こちらから2014年の訪日者数上位16カ国の様々なデータの分析結果をご覧いただけますので、ぜひ参考にしてください。
飲食店が今すぐできる6つの施策
続いては飲食店様が今すぐできるインバウンド施策にについての説明です。
1. トリップアドバイザーへの掲載
数年前であれば雑誌やガイドブックを片手に旅行する人が多く見られましたが、近年ではスマホでお店を探している人がほとんどです。
そこで、世界45ヵ国で展開しており、海外では圧倒的な人気の世界最大旅行系口コミサイト「トリップアドバイザー」にあなたのお店の情報を掲載しましょう。
意外と知らない方が多いのですが、実はトリップアドバイザーは無料で掲載することができるんです。
2. フリーWi-Fiの環境を整備
外国人観光客の多くは日本の携帯会社が提供するWi-Fiスポットには接続することが出来ません。
フリーWi-Fiの環境を設置してお店の情報をSNSにシェアしてもらいやすい環境を作りましょう。
3. クレジットカード決済への対応
海外ではクレジットカード決済対応のお店が多いため、外国人観光客の中には多額の現金を持ち歩かない方も多いです。
なので、クレジットカード決済の対応をするだけで外国人観光客があなたのお店を選ぶ理由の一つになります。
クレジットカード決済の対応をしているお店は入り口にクレジットカード会社のロゴシールを貼り出すことでしっかりとPRしましょう。
4. 多言語メニューの作成
外国人観光客は日本語メニューだけではどんな食べ物なのか想像もつきません。
メニューは必ず写真付きにし、食べ方の説明が必要なものや「つきだし」等の日本独自のシステムについての説明を記載することで未然にトラブルを回避することにも繋がります。
メニューを作成することでオーダーがスムーズに取れるようになるため、店側と外国人観光客の双方にメリットがあります。
また、作った多言語メニューは店頭にも掲示し、入店へと繋げましょう。
メニュー作成のポイントはこちらの記事を参考にしてください。
5. ショップカードの作成
SNSへの投稿は来店時に行うケースが多いですが、それに対してブログやトリップアドバイザーなどの口コミの投稿は帰国後に行うケースも多く見られます。
その際に「1週間前に行ったあの店の名前って何だったっけ?」と、正確な店の名前や場所を思い出せず、せっかくの口コミを投稿してもらえないこともあります。
そうなると貴重なPRの機会を逃してしまうため、機会損失を防ぐためにも多言語でショップカードを作成し配布しましょう。
6. SNSへのシェアを促す仕組み作り
近年はSNSへの何気ない投稿をきっかけに外国人観光客に人気のお店となることも珍しくありません。
そこで、1人でも多くの人たちにSNSへシェアしてもらえるよう、
・積極的に話しかけて記念撮影をしてあげる
・自慢したくなる名物メニューや名物店員を押し出す
・スタッフの制服は和服にする
・写真撮影用のパネルやグッズ、食品サンプルを設置する
など、外国人観光客の興味を引くような仕組みを作りましょう。
この6つの施策によって外国人観光客の集客・対応の基礎作りができます。
「インバウンド施策に力を入れたい」と考えられている方は、ぜひこの6つの施策からはじめてみてください。
まとめ
今回、私は初めてインバウンドセミナーにスタッフとして参加し、福島の話を参加者の方々と同じ目線で聞きました。
そこで自分自身が一番印象に残ったことは「Wi-Fiやクレジットカード決済の対応をするだけでなく、その情報をちゃんと伝えることが大切である」ということです。
実際に参加者の方々のアンケートを拝見しても、「これらの対応はすぐに実施したい」という意見が多く見られました。
私もキルギスで2年間暮らし、久々に日本へ帰って来た時に真っ先に感じたのはフリーWi-Fiスポットの少なさです。
キルギスでも都心に行けば多くの店でフリーWi-Fiが提供されています。
しかし、日本は先進国にも関わらずフリーWi-Fiスポットがとても少なく、接続できても時間制限が設けられているなど、とても不便さを感じています。
もちろん、日本に来られている外国人観光客も同じように多くの不安や不満を抱いています。
そういった不安や不満を一つずつ解決していくことで、外国人観光客から選ばれるお店づくりができると感じました。
私自身も日本の飲食店をさらに盛り上げるべく多くの勉強や経験を積んでいきたいと思いました!
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