見やすくて注文しやすい飲食店の外国語メニュー作成の6つのポイント

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イロドリスタッフの小林です。

近年外国人観光客が増えている影響もあり、外国人向けのメニューを用意しているお店が増えていますね。
実際に弊社でもよく飲食店の方から「ウチも外国人向けメニューを作りたいんだけどどうしたら良いかな〜?」というご相談をよく頂くようになりました。

しかし、外国人向けメニューを見てみると、ただ単に日本語メニューを英訳しただけの「外国人の方にとって見やすくないメニューが多い」というのも事実です。

実際に「外国人観光客が日本に来て困ったこと」を見てみると、日本は外国人の方々にとってまだまだ優しい環境とは言えないことが分かります。

おもてなし「ニッポンのココが残念」 外国人100人に聞く:日本経済新聞
1位 外国語サービスが少ない
2位 無料Wi−Fiの整備が遅れている
3位 飲食店の食券システムがわからない
4位 飲食店で食べ方を教えてくれない
5位 現金しか使えない店が多い

せっかく海外からわざわざお店に足を運んでくれたお客さんには素敵な時間を過ごして欲しいですよね?

そこで今回は外国人の方々が見やすいメニューの作り方をご紹介します。

まず何のために外国人向けメニューを作るのかを整理しましょう

外国人向けメニューを作る目的は、大きく以下の2つになります。

・外国人の方々が戸惑うことなくスムーズに料理を選んで注文ができる
・お店のスタッフの方が戸惑うことなくスムーズに注文を取ることができる

要は外国人の方の利便性を上げればお店の接客効率も上がるので一石二鳥なんですね。
外国人観光客の集客に二の足を踏んでいる方の多くは「ウチのスタッフは英語話せないからな〜」と諦められている方も多いのでは無いでしょうか?
しかし、きちんとしたメニューを作ればそこは十分にカバー出来るんです。

なので、メニューを作る上での考え方としては、

1. 料理がどんな物なのかすぐに理解できる
2. 他の料理と比較が簡単にできる
3. 自分が食べられる物なのかどうかすぐに理解できる
4. 注文が簡単にできる

という視点で考えて行くと良いと思います。
それらを踏まえると、次のようにすることをオススメしています。
これは海鮮丼の例です。

menu_sample

なぜこのメニューがオススメなのか、そのポイントをそれぞれ解説したいと思います。

1.必ず写真を載せる

photo-k00003-02
まず最初は料理のイメージを写真で伝えるようにしましょう。
例えメニュー名が英語で書かれていても、そもそも日本の文化についてあまり知らない外国人の方からすると「これは何なんだろう?」となってしまう訳です。

例えばあなたもこんな経験は無いでしょうか?
ある日フランス料理を食べに行ってメニューを見ると、

-ブルターニュ産 オマール海老のコンソメゼリー寄せ キャヴィアと滑らかなカリフラワーのムースリーヌ
-自家燻製したノルウェーサーモンと帆立貝柱のムースのキャベツ包み蒸し 生雲丹とパセリのヴルーテ
-手長海老のポワレとサフランリゾット 濃厚な甲殻類のクリームソース

の様なメニューが書かれており、

「ムースリーヌって何だろう?」「生雲丹とパセリのヴルーテ?」「ポワレって聞いたことあるんだけど…」と混乱してしまうことがありませんか?
※少なくとも私は多々あります。笑

フランス料理のようにコース料理であれば話は別ですが、ある程度お客さんに料理を選んでもらう必要がある場合はすべて写真を掲載するようにしましょう。
それだけでも「これはどんな料理なの?」といった説明の時間を省くことができますし、何よりお客さんに自分の意志で料理を選んでもらえるので追加注文も期待できます。

2.メニューには番号を付ける

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写真だけでなく各メニューに番号やアルファベットを振っておきましょう。
これをしておくだけで注文する側もされる側も意思疎通がしやすくなります。

ちなみに居酒屋などの「◯◯を2人前」の様な注文をするケースが多いお店の場合は、メニュー番号と個数が判別しにくくなる可能性もあるのでアルファベットの方が良いかもしれませんね。

ちょっとしたことですが、お互いのコミュニケーションを取りやすくするためにとても重要なことだと思いますので参考にしてみてください。

3.説明文は外国人視点で

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これもとっても重要です。
よく日本語メニューを単に訳しただけの物を見掛けますが、日本の文化を知らない外国人の方からすると「何だそれは?」となってしまうことがたくさんあります。

例えば「ホルモン」と言われて日本人ならすぐ理解できると思いますが、外国人の方からすると分からないので「内蔵の肉」という補足説明を付けてあげる必要があります。

この辺りは実際に外国人の方からフィードバックを貰いながら分かりやすい説明文を作って行くことをオススメします。

4.食べ方の説明も載せておく

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日本独特の料理の場合は、その食べ方や使い方も丁寧に記載してあげた方が親切です。

・醤油や酢などの調味料の使い方は?
・薬味をかける場合はどうするのか?
・食べる順番に決まりはあるか?

など、できるだけ分かりやすく説明してあげると親切です。
これも余裕があれば写真を掲載するとより分かりやすくなると思います。

5.使用している食材のイラストを掲載する

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今日本に世界の様々な国の人達が訪れてくれています。
そうすると宗教や体質の理由から「食べることができない食材がある人」がたくさんいらっしゃいます。

そこで、料理に使用している食材のイラストを掲載することで安心して料理を注文してもらえるようなります。
細かいことですが、そういった配慮をすることで外国人の方にもストレス無く食事を楽しんでもらえると思います。

ちなみにこのイラスト(「食材ピクトグラム」と言います)は、東京都が提供する多言語メニュー作成支援サイトからダウンロードできるのでぜひ活用しましょう。
食品ピクトグラム(絵文字)

6.場合によっては外国人向けにメニューに掲載する料理を厳選する

これまでの説明を見ていただくと「ウチで全部写真付きで紹介してたらメニューが10枚以上になっちゃうよ!」という方もいらっしゃると思います。
そういう場合は「外国人向けに料理を厳選する」ということを検討するのも一つの方法です。

外国人の方から人気の物やぜひ食べて欲しい物だけ厳選してメニューを作れば外国人の方は「選択肢が多過ぎて悩む」という状況にならずに済みますし、スタッフの方も対応範囲が狭まるので注文が取りやすくなります。

もちろん他の物も注文できるようにメニューに「この店のお薦めを掲載しているけど、他にもたくさんあるから気になったらいつでも言ってね!」と一文書いておき、リクエストがあればメニューを出してあげる準備をしておくことも大切です。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
以前インタビューさせていただいた道頓堀の焼鳥屋「月のおどり」さんはとても参考になる多言語メニューを作られていましたのでぜひ参考にしてみてください!

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せっかく海外から自分のお店に足を運んでいただいたのですから、最高の旅の想い出にしてもらいたいですよね!
注文時の余計な手間を省くことができればお客さんとのコミュニケーションを取る時間も作れるので一緒に写真を撮影して「このお店は最高だよ!」とSNSを通して宣伝してくれるかもしれません。
一つ一つは「何だそんなことか」という内容かもしれませんが、こういった細かい配慮が「最高のおもてなし」の一歩となります。
あなたのメニュー作りの際の参考になれば幸いです!

また、下記の記事も飲食店の方にはぜひ参考にしていただきたい内容となっていますのでご一読ください。

外国人観光客に人気の飲食店になるための20のポイント
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