イロドリの小林です。
インバウンドの観光客にとって日本で一番有名な観光ルートと言えば成田空港ー関西国際空港間を旅する「ゴールデンルート」と呼ばれるルートです。
しかし、リピーターが増えるにつれ観光ニーズの多様化が進んでいます。
その影響で徐々にゴールデンルート以外の都道府県にもインバウンドの波が押し寄せつつあるのです。
さて、それではあなたがビジネスをされている場所には、どこの国の人が多く来訪されているのかをご存知でしょうか?
今回はそんな方のために、政府観光局(JNTO)より発表されている2014年のデータを元に訪日者数上位16カ国の人気都道府県をランキング形式でトップ10までご紹介したいと思います。
※「観光客」に特化して把握するため、【観光・レジャー目的】の回答者データとなります。
<追記:2017年4月26日>
お待たせしました!2016年版が完成しました!
<追記:2016年3月15日>
お待たせしました!2015年版が完成しました!
このデータを抑えておけば、あなたの都道府県に興味を持っている国の人に対して効率よくPRすることができるようになります。
なお、この記事ではトップ10までをご紹介いたしますが、「11位以降のデータも見たい!」という方はイロドリの無料メルマガ登録特典としてデータをプレゼントしていますのでぜひご登録くださいませ。
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それでは早速ランキングを見て行きましょう。
各国のトップ10の都道府県を紹介
2014年の訪日者数の少ない国から多い国順にご紹介したいと思います。
ベトナム [2014年訪日観光客数 124,300人]
ベトナムはまだ初回訪日者数が多いということもあり、東京−大阪間を通るゴールデンルートの都道府県が人気のようです。
ちなみに多くの国で千葉県と山梨県が上位にあるのは東京ディズニーリゾートと富士山の影響が大きいと考えられます。
1位 東京都
2位 大阪府
3位 京都府
4位 神奈川県
5位 千葉県
6位 山梨県
6位 愛知県
8位 埼玉県
9位 静岡県
10位 北海道
10位 栃木県
10位 奈良県
ドイツ [2014年訪日観光客数 140,200人]
ドイツは5位に広島県がランクインしました。
欧米文化圏の観光客は広島平和記念公園のある広島を訪れる人が多いので、それがランキングにも反映されています。
1位 東京都
2位 京都府
3位 大阪府
4位 神奈川県
5位 広島県
6位 奈良県
7位 愛知県
8位 兵庫県
9位 山梨県
9位 岐阜県
インドネシア [2014年訪日観光客数 158,700人]
インドネシアもまだまだ60%以上は初回訪日者(16カ国中9位)なのでゴールデンルートを旅行する人が多いようです。
1位 東京都
2位 大阪府
3位 京都府
4位 千葉県
5位 山梨県
6位 静岡県
7位 愛知県
8位 兵庫県
9位 北海道
9位 神奈川県
9位 岐阜県
フランス [2014年訪日観光客数 178,600人]
フランスも4位に広島がランクインしてきました。
また、栃木県、和歌山県といった県もランクインしています。
1位 東京都
2位 京都府
3位 大阪府
4位 神奈川県
4位 広島県
6位 奈良県
7位 静岡県
8位 栃木県
9位 兵庫県
10位 和歌山県
カナダ [2014年訪日観光客数 182,900人]
カナダも5位に広島がランクインしています。
1位 東京都
2位 京都府
3位 大阪府
4位 神奈川県
5位 広島県
6位 千葉県
7位 奈良県
8位 静岡県
9位 北海道
10位 山梨県
フィリピン [2014年訪日観光客数 184,200人]
フィリピンもゴールデンルート中心の都道府県が並んでいます。
1位 東京都
2位 大阪府
3位 京都府
4位 千葉県
5位 神奈川県
6位 山梨県
6位 静岡県
8位 愛知県
9位 兵庫県
10位 奈良県
イギリス [2014年訪日観光客数 220,100人]
イギリスも欧米文化圏の観光客の特徴である広島が5位にランクインしています。
その他には長野県、栃木県、岐阜県などがランクインしています。
1位 東京都
2位 京都府
3位 神奈川県
4位 大阪府
5位 広島県
6位 長野県
7位 千葉県
8位 栃木県
9位 岐阜県
10位 山梨県
シンガポール [2014年訪日観光客数 227,900人]
シンガポールは北海道や福岡県など様々な場所を訪れているのが分かります。
初回訪日者比率も37.8%(16カ国中13位)ということもあり、ゴールデンルート以外の場所に興味を持っているということが分かります。
1位 東京都
2位 大阪府
3位 京都府
4位 北海道
4位 神奈川県
6位 千葉県
7位 山梨県
8位 奈良県
9位 岐阜県
9位 福岡県
マレーシア [2014年訪日観光客数 249,500人]
16カ国の中で1位が東京都以外の都道府県の国は2カ国しかありません。
その1つがこのマレーシアです。
1位 大阪府
2位 東京都
3位 京都府
4位 千葉県
5位 愛知県
6位 北海道
7位 兵庫県
8位 静岡県
9位 神奈川県
10位 山梨県
オーストラリア [2014年訪日観光客数 302,700人]
オーストラリアも欧米文化圏の観光客の特色である広島県が4位にランクインしています。
1位 東京都
2位 京都府
3位 大阪府
4位 広島県
5位 千葉県
6位 長野県
7位 北海道
8位 神奈川県
9位 岐阜県
10位 愛知県
タイ [2014年訪日観光客数 657,600人]
タイは北海道が3位にランクインしました。
北海道はタイ人に大人気なので納得の結果です。
補足情報ですが、逆にタイ人観光客が一番訪れなかった都道府県の1つはなんと沖縄県です。
1位 東京都
2位 大阪府
3位 北海道
4位 京都府
5位 千葉県
6位 山梨県
7位 神奈川県
8位 愛知県
9位 静岡県
10位 福岡県
アメリカ [2014年訪日観光客数 891,600人]
アメリカは広島が6位、そして9位には石川県や岐阜県がランクインしています。
1位 東京都
2位 京都府
3位 大阪府
4位 神奈川県
5位 千葉県
6位 広島県
7位 奈良県
8位 静岡県
9位 石川県
9位 岐阜県
香港 [2014年訪日観光客数 925,900人]
香港は初回訪日者が18.6%(16カ国中16位)というリピーターがもっとも多い国というだけあり、訪れている都道府県も様々です。
北海道、沖縄、福岡など、人それぞれ日本の楽しみ方を持っていることが分かります。
1位 東京都
2位 大阪府
3位 京都府
4位 北海道
5位 沖縄県
6位 兵庫県
7位 愛知県
8位 福岡県
9位 千葉県
10位 神奈川県
中国 [2014年訪日観光客数 2,409,200人]
中国もゴールデンルートが中心ですが、北海道もランクインしています。
1位 東京都
2位 大阪府
3位 京都府
4位 愛知県
5位 千葉県
6位 神奈川県
7位 山梨県
8位 静岡県
9位 北海道
10位 奈良県
韓国 [2014年訪日観光客数 2,755,300人]
東京都以外が1位の国はマレーシアともう1つは韓国でした。
さらに東京都が3位となっているのは韓国だけです。
1位は福岡県で、これはLCCの就航に合わせて釜山⇔福岡を繋ぐフェリーの存在も訪問者が多い1つの理由となっています。
また、その影響で大分県、熊本県といった九州地方の都道府県がランクインしています。
1位 福岡県
2位 大阪府
3位 東京都
4位 大分県
5位 京都府
6位 熊本県
7位 兵庫県
8位 北海道
9位 沖縄県
10位 奈良県
台湾 [2014年訪日観光客数 2,829,800人]
訪日者数1位の台湾は北海道や沖縄県が人気のようです。
台湾は香港に次いでリピーターの多い国なので、今後更に地方都市への訪日者が増えるということが予想できます。
1位 東京都
2位 大阪府
3位 京都府
4位 千葉県
5位 北海道
6位 沖縄県
7位 兵庫県
8位 神奈川県
9位 福岡県
10位 奈良県
まとめ
いかがでしたでしょうか?
自分がビジネスをしている都道府県にどこの国の人がどれくらい訪れているのか把握することはとても大切です。
そもそもニーズの低い国に向けて必死にPRしても費用対効果が合わず集客を継続できなくなってしまう可能性もあるでしょう。
ターゲットとして相性の良い国についてもっと詳しいアドバイスが欲しいという方はお気軽にお問い合わせください。
<追記:2017年4月26日>
お待たせしました!2016年版が完成しました!
<追記:2016年3月15日>
お待たせしました!2015年版が完成しました!
また、2014年の訪日外国人数の上位16カ国についての様々なデータをこちらで紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
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